ランニングサポーター久保のランニングスクール

バウンディングからヒントを得る

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2021.07.19 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

私が大学生になった頃のことでした。その日は軽いジョギングをする日で集合した後に各自練習となるのが常でしたが、解散前に当時監督から課せられていたミッションがありました。「バウンディング」というトレーニングです。「バウンディング」とは、着地した足の反動を利用しながらストライドを伸ばしてなるべく大きく前へと飛び続ける動作です。これにより脚力と脚の可動範囲を高めていくのが狙いです。公園に設けられた階段のある坂をジャンプしながら大股で移動していきます。公園に設けられた階段のある坂をジャンプしながら大股で移動していきます。初めのうちは上手く飛ぶことができずにいましたが、慣れてくるとコツを掴みリズムよくスムーズに前へと身体を運べるようになっていったことを思い出します。大学を卒業して実業団に入ったときも、このバウンディング的なトレーニングは補強的な運動として定期的に取り入れていました。

現役を退いて10数年たち、客観的に見た自分のフォームと身体で感じる感覚に”違和感”を感じずにはいられないのですが、この”違和感”は何なのだろうと常に考えている今日この頃です。

年齢的なもの、トレーニングの頻度、トレーニングの質や量などのことも考えられますが、最近は神経的なものも大きく関わっているのではないかと感じています。

ふとしたことから、以前行っていた「バウンディング」を行ってみたんです。

久々に行ってみると、着地の安定がなく、地面にエネルギーを伝えることができず、前へ飛び出すことが困難で身体を上手く使う感覚がとても鈍っていました。またジャンプすると同時に膝を前へ突き出すと筋肉が悲鳴を上げ、脚力も落ちていることを自覚でき、何もかもがチグハグだったように思います。要するに、昔の走りと今の走りでは感覚的にも筋力的にも別物、以前の走りを脳が忘れてしまっているので身体の使い方も別物。といったわけでここに違和感があったのかもしれません。

そこで夏はもう一度基本に戻って、「バウンディング」的なトレーニングを組み込んでみることで自分の身体に変化が起きるのではないかと期待しています。坂道を使って基礎的な「バウンディング」から行う場合、いきなりやり過ぎると負荷が高く怪我をする恐れもありますから、まずは強化というより慣らすといった気持ちで無理なく取り組んでいくとよいでしょう。

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