ランニングサポーター久保のランニングスクール

山歩きでスピード練習並みの効果を得る

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2021.08.11 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

暑くなると走ることが困難になるので何かしらの工夫が必要です。
そこで現役のころよく山に走りに行ったり、基礎体力を作るために山歩きに行ったりしたときのことを思い出しました。

そうだ!山に行こう!

そんなことから先週は山三昧。1週間で4回山歩きに出かけました。はじめの2回は山歩きに身体を慣らすためのもの、あとの2回は現役のときのように本格的なトレーニングとして行う山歩きとなりました。

★身体を慣らす山歩きのよいところ

  • ・木陰で暑さを凌ぐことができる
  • ・森林浴効果で心がリフレッシュされる
  • ・インナーマッスルに刺激が入る

★トレーニングとして行う山歩きのよいところ

  • ・山によっては最大心拍の 85% 以上に引き上げて歩き続けることができる
  • ・インナーマッスルに"かなり"の刺激が入る

私は4回のうち3回は標高 1200 m の山に行きましたが、石の階段や山道が身体のありとあらゆるところに刺激を与えてくれました。
山歩きと聞けばハイキング的な楽しいイメージがありますが、私の山登りはちょっと違います。なぜなら上にも書いたように、身体を慣らすだけでなくトレーニングも目的としているためです。階段の連続は心拍に強い負荷をかけていきます。そのせいで息は上がり、最大心拍数の 85% 以上、ときには 93% ほどの心拍を刻むことだってありました。85% とはフルマラソンを走っているときと同じくらいの心拍です。また 93% とはスピードを出してインターバル走を行なっているときと同等の心拍です。そんな心拍を頂上に到達するまでの約 1 時間ほど絶え間なく刻んでいました。
さらには太ももの奥にある筋肉がとてもだるく、何とも言えないキツさがありました。これこそインナーマッスルに刺激が加わったということです。平地ではなかなか刺激することはできません。

怪我をしているランナーと一緒に山を歩くと彼らが口を揃えて言うことは、こんなにも様々な場所に刺激が入り心拍数も上昇するにも関わらず怪我をしているところに痛みはなかったということです。それはそのはず、歩きだからでしょう。走りと歩きを比べたとき、走る方が痛みがある部分への負担は何倍にも跳ね上がるに違いありません。

そのようなことからも、怪我をしたときこそ山歩きはとても効果的です。痛む部分に負担を与えず、心拍には充分なほど刺激を与えてくれて、深部筋のインナーマッスルを鍛えてくれる。インナーマッスルがしっかりしているとバランスがよくなり、接地したときのブレがなくなりますから故障もしにくくなります。

暑さの中で工夫できれば、走らなくとも素晴らしい効果を上げる練習はあると思います。

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