こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
今年度は5月と10月にふくらはぎ(どちらも同じ場所)を痛めてしまってしばらく走れない日が続きました。それから少しずつ回復して距離も長く走れるようになってきたので、1月はようやく本格的な練習ができると思った矢先、また同じところが痛くなってしまいました。
年に3回も同じところが痛くなるなんてこれまでになかったことです。過去8年間はふくらはぎに関する痛みや怪我には無縁でしたから、驚きを隠せずにいます。
大きな負荷がかからないようにとゆっくり走っても、接地の際に無意識に痛い場所で地面を捉えてしまうので、自分ではどうすることもできません。走った後はふくらはぎの痛い部分が極端に硬直し周りの筋肉もパンパンに張ってくるので、走れば走るほど悪くなっていく、といった状態です。
しかし痛みが出るということは、接地するポイントであったり重心の乗りであったり、「身体の使い方」と「自分の意識センサー」との間にズレが生じているということ。そこを修正しない限り、どこまでいっても結局痛みは取れない。そこで思い切って走るのを一切やめて、一度基本に立ち戻ることにしました。走らない時間は自分のフォームを見直し改善点を明確にすること、その対策となるトレーニングを導き出すことに充てることにしたのです。
すると一つの気づきがあったんですね。それは一定の間隔でコーンとマーカーを配置し、その間をホッピングしていたときのことでした。
具体的には並びを「高さのあるコーン(16㎜)を 4個→少し低めのコーン(9㎜)を 4個→最後にマーカー(5㎜)を 4個」という配置にし、高いコーンから低いマーカーへとホッピングで移動していく練習をしていました。
その動きを数回繰り返しているとふと思うところがあり、今度は逆に低いマーカーから高いコーンへと移動していくようなホッピングをしてみたんです。
すると、はじめの「高→低」という移動をするホッピングでは感覚的に徐々に楽になっていったのに対し、「低→高」というホッピングは状態コントロールが難しく、徐々にキツくなっていくような印象を受けたんです。
ここでハッとしました。冒頭で今年度3回同じ場所を痛めたとお伝えしましたが、実はほぼ同じ練習をした後に必ず痛みが出ていたことに気づいたんです。その練習とは「長い時間Jogをした後に、インターバル走のような速い動きの練習をプラスした」ときのこと。それはまさに、低い方から高い方へと移動するホッピングをしているようなものだったのです。(vol.2へ続く)