こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
最近では初心者の方も、一緒に走るといきなり10kmくらいを軽く走っちゃいます。そして半年後にはマラソンを走りきれるようになってしまう、そんな方、結構多いんですね。
でも、がむしゃらに練習して怪我をしてしまったり、甘えているんじゃないかと勘違いし、焦って練習をしてしまった結果体調を崩したり、自らの能力開花をストップさせている方が多いのも確か。
私は高校生で劇的に能力が開花しました。それまでは体力もなく、実力もなかったんです。私が中学を出たてのころと、走ることを始めたばかりの方と何か共通点があるような気がして、ヒントを探るために高校当時の練習日誌を見てみることにしました。
日誌を見ていると能力が開花したポイントは3つあることに気づきます。
【ポイント①】中学生のときに比べて走る距離が伸び、練習の質が上がった
当たり前といったら当たり前のことですね。
中学生のときは3000mがメインの種目でしたから、3000mを走れるようなトレーニングをすればいいのでそこまで距離は走っていません。
しかし、高校生ともなると5000mや駅伝で10kmをハイスピードで走らなければならなくなりますから、自ずと練習でも距離が伸び、スピードの質が急激に上がっていくんです。このときはジョギングですら、先輩たちについていくのがやっとでした。
そんな私が高校に入学して、いきなり16km走をしたものですから、すぐに膝の故障をしていました。やはり初心者なんですね。それもそのはず、続けて16kmなんて距離は中学生のころ走った経験がなく、そんな距離を走るなんて考えたこともありませんでしたから。
それでも、繰り返し行うことで体は慣れてくるものです。知らず知らずのうちにビックリするような力とスタミナがついていました。
【ポイント②】故障をしたら治るまで走らせてもらえなかった
入学当時は筋力と体力がないものですから、故障がとっても多かったです。
一般のランナーを見ていると痛みを我慢して走っていたり、治っていないにもかかわらず、甘えているのではないかと勘違いをして走る方がいます。私が高校のとき、休むことがどれだけ大事かを学びました。故障をしたら、復帰するまで一歩たりとも走ることを許されていませんでした。その間、日誌には食事当番と補強運動しかしていなかったことが記されています。
怪我を押したまま走っても悪化させるばかりですし、痛みをかばってしまって他のところを痛めてしまう可能性もあります。そして強いトレーニングはできません。早く治して、長引かせない!トレーニングの継続という意味ではとても大事です。
【ポイント③】補強トレーニングを定期的にやっていた
中学生のときはほとんどやってなかった、補強運動が定期的に組み込まれているという点にハッとしました。
ポイント練習の次の日は補強運動をしてからジョギングといった具合に、こまめに組み込まれていたんです。
これは故障者だからというわけでなく、普通に走っている選手もみんな行います。当時は筋力がないもんですから、辛くて辛くてたまりませんでした。JOGの日も、雨になると部屋の中で補強になるんです。どれだけ天気になることを願ったことか。
しかし定期的な補強運動は、高校におけるハードな練習のときでもフォームが安定感し、粘る力を養ってくれました。その後、故障をほとんどしなかった要因になったのではないかと思います。長い距離を走ってもバテなくなりました。
MIDORIさんがトレーニングについての素晴らしい投稿をしてくださっていますね。
走るだけでなくこのような補強運動的な取り組みを交互に行っていくことがとっても大事ではないかと思います。
確かに今思うと、学生や実業団のときも、ほぼ毎日補強運動は日課のようになっていましたが、それが能力開花の原点かもしれませんね。
走っているけどなかなか痩せない、走っているけどすぐバテちゃうって方にもオススメです。
ここに書いた3つのことはいたってシンプルですが、当たり前に思っていてもなかなかできなかったりします。
このポイントがしっかりとした軸になって、普段行っている練習を行うことができればみなさんの能力も大きく開花していけるのではないかと思います。
そうだ!
私の能力を開花させた1番大切なことを思い出しました。
それは次回の投稿でお伝えしますね!