こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
練習というものは目標レースに向けて繋がりがあるものでなくてはいけません。今日行った練習が次の練習に活かされ、十分な休みを得ることにより力になっていくようなイメージです。
その昔、基礎的な体を作っている段階や体調を上げる段階において、力を出し切らない練習をしていました。
まだ筋力やフォームが安定していないのに力以上の力で頑張りすぎてしまうとその一瞬はいいのですが、体へのダメージが大きく、怪我をしたり体調を極端に落としてしまう要因となったことが多々あります。
ようするにその場の自己満足的な練習ですね。
目標までの道程において段階を踏むといったイメージができていなかったのでしょう。
調子がいいから後先考えず気持ちの満足と安心のために気の向くまま走るといった感じでした。
特にトップレベルの選手はみなさんの想像以上に力を出し切ることができますので十分注意しなければなりません。
最近の私は練習計画を立てません。
大まかなイメージはありますがその日の体調によって何をするか決めています。
例えば、今週は15km~20kmくらいを◯◯ペースくらいで走るような練習を1回、スピード練習も1回くらいできればいいなといった具合におおまかです。
その間は極力ゆっくり走るのか、少し長めの時間を走るのか、テンポ走的な走りをするのかはポイント練習の疲れ具合や出来具合によって決めます。基本的には明日も走ろうと思えるように仕向けていくよう心がけています。走るの嫌だな、辛いなと感じたときはオーバーペース気味かやりすぎのメッセージだと捉え、再びやる気に繋がるように軌道修正してあげるんです。
ここ最近の流れは次のようなものでした。
<マラソンの基礎作り編>
日曜日:16kmペース走
次の日どうするか:調子下がり気味↓
/練習が終わって体が想像していたより相当疲れていたので、フォームだけを意識し力まず体の筋肉を解すようなイメージのジョグすることを決める。(起伏のあるコースで)
月曜日:10kmの起伏を使ったジョギング
次の日どうするか:調子やや回復↑
/動きがよかったので、少し距離を伸ばし同じことを繰り返す。
火曜日:皇居20kmジョギング
次の日どうするか:調子回復傾向↑
/疲れが取れてきたことを実感したので、同じようにロングジョグした後に何かしらペースを上げてみて走ってみることを決める。
水曜日:13kmジョグのあとに速度を上げた12kmペース走
次の日どうするか:調子少し下がり気味↓
/ペース走で刺激が入ったので無理せずゆっくりロングジョグで体の疲れ具合を確認することを決める。
木曜日:ロングジョグ26km
調子回復傾向↑
/体もだいぶ回復し明後日LSDを予定しているので、短い400mのインターバルで刺激を入れることを決める。
金曜日:400m × 12
調子下降↓
/今日使った大きい筋肉を休ませ、ゆっくりとしたLSDで小さい筋肉(インナーマッスル)を養うことを決める。
土曜日:4時間LSD
調子平行→
/フォームを意識し、力まずちょっとだけスピードを上げるイメージで起伏ジョグすることを決める。総まとめ。起伏をつかえばトータル的な筋力強化が期待でき、全てのバランスが整うから。
日曜日:起伏12km走
調子下降↓
/筋肉痛が出たので明日は完全休養することを決める。
みなさんと走る距離やペースは違うかもしれませんが、ここで何が言いたいかというと調子の良し悪しによって強度や場所を変えているということです。
毎回毎回一生懸命やるような練習ではなく、場所を利用し体調を極端に落とすことなく上へ上へと引き上げるためにはどうしたらよいかを考えてみてくださいね。
そのためには日頃から体としっかり向き合うことが大事になってきます。
怪我なく焦ることなく、目標のレースに向け体を仕上げていってください。