ランニングサポーター久保のランニングスクール

山が教えてくれること

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久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

みなさんは走る以外に何かトレーニングされていますか?

私は先日、久しぶりに山歩きをしてきました。昔から山を歩くことをトレーニングに取り入れており、もう一度原点に戻ろうと思ったからです。
これはただ単に歩くということではありません。しっかりと歩くということがポイントです。
現役のとき、どんな治療をしても治らなかった足の怪我を山をしっかり歩くことで幾度も治してきた経験があります。私が怪我をした原因はインナーマッスルの欠如により体の軸が安定せず、一定の箇所に負担がかかるような状態になっていたからです。
山歩きは体全体の筋肉を整え、細かい筋肉(インナーマッスル)が大きな筋肉をサポートするような体を養ってくれます。

私が山歩きで意識していたことは次の通り。

【上りの歩き方】

  • ①上りでは一歩踏み出した足が地面に着くとき、つま先が真っ直ぐになるよう意識します。
    外側を向いたり内側を向かないよう真っ直ぐに。
  • ②真っ直ぐ着いたつま先の拇指球に上体を乗り込ませていきます。
  • ③拇指球に上体が乗り込んだら、太ももの筋肉(内側広筋)で体がブレないよう安定させて膝を伸ばしながら地面を押し出すように進んでいきます。
    ※脚全体がグラグラしないよう、拇指球と内側広筋で安定されることを意識するのがポイントです。

【下の歩き方】

  • ①踵に重心がかかってしまうと尻もちをつくような感じで転倒してしまうので、前重心になるよう足の指で地面を掴んで歩くよう意識します。
  • ②下るときに足音を立てないよう下ります。そうすることで軸足にジワリジワリと負荷がかかりインナーマッスルを刺激します。
    ※バタバタと音が鳴るような下り方はしないよう意識。足音がしなくなると筋力がついてきた証拠として捉えます。

山では自然と膝を上げて歩かなければなりませんし、自分の体重を自らの足で持ち上げていかなければなりません。
意外と上のようなことを意識してじっくり歩いていくと奥深くの筋肉が刺激されてけっこうキツイんです。また木の根っこや細かい石などで体が揺さぶられ、いろんな筋肉への刺激が加わります。そんなことを繰り返しますから歩き終わったあとは脚全体がプルプル小刻みに震えるなんてこともあるんです。
これは普段鍛えていないインナーマッスルに刺激が入ったからこそなんですね。自然は知らず知らずのうちにいろいろな箇所を鍛え、たくさんのことを教えてくれます。

いつもはロードなどの固い路面で大きな筋肉(アウターマッスル)ばかりに刺激を与え、小さい深部筋(インナーマッスル)への刺激はおろそかになったりします。インナーマッスルは大きな筋肉を支える筋肉でもあります。これが衰えると体はブレて怪我や故障を招くことにもなり兼ねません。
だからこそ、インナーマッスルを鍛えるような地味に思えるトレーニングも必要だと考えます。

楽しく走り続けるために、
工夫をしながらいろんなことに取り組んでみてくださいね。

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