大豆が味方になる!?ゆらぎがちな女性の健康と大豆の気になるカンケイ

エストロゲン 大豆 女性 食物繊維
大豆は女性の味方

一生を通してホルモンの影響を強く受ける、女性の心身。30代後半から徐々に女性ホルモンが減少すると、やがて体や心の変化に悩まされる“ゆらぎ期”に入り、多くの女性に様々な不調が現れます。

そこで注目されているのが、日本人になじみの深い食品「大豆」。この大豆のチカラが、ゆらぎ期を迎えた女性に役立つと期待されているのです。今回は、女性の健康と大豆の気になる関係についてお伝えします。

一生を通して変動する女性ホルモン

母親と娘の歩く姿

女性ホルモンは初経を迎える思春期を境に大きく増加。その後、分泌がさかんな成熟期を迎え、肉体的に妊娠・出産に適した時期を経て、30代後半になると減少がはじまり、40代後半には急激に分泌量が低下して閉経します。

このように一生を通して大きく変動する女性ホルモンですが、なかでも「エストロゲン」は、妊娠・出産に深く関わるだけでなく、骨や血管の健康や肌のうるおいを守るなどと、女性の健康と美を保つうえで欠かせない役割を担っています。また、自律神経とも深く関わっているため、分泌量が減ることで心身にゆらぎや不調が起こりやすくなると考えられているのです。

大豆のチカラが、ゆらぎ期の健康をサポートする!

笑顔の女性

そんなゆらぎがちな時期の女性に、役立つ食品と言えば大豆です。

まず、日本人に古くから親しまれてきた大豆は、「畑の肉」と呼ばれるほど良質なタンパク質が豊富です。加えて、脂質や糖質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養が小さな一粒に詰まっています。一方でコレステロールは全く含んでいないため、実にバランスのよい健康食といえる食材。栄養面から女性をサポートする働きが期待できます。

さらに、大豆の成分のなかで注目されているのが、胚芽に多く含まれる「大豆イソフラボン」。化学構造がエストロゲンに似ているため、植物エストロゲンと呼ばれることもあります。

エストロゲンが体のなかで機能するためには、エストロゲン受容体というレセプターに入らなければなりません。大豆イソフラボンそのままでは入り込めませんが、腸内細菌のチカラを借りて代謝されることで、エストロゲン受容体と結合してエストロゲンと似た働きをすることがわかっています。

つまり、大豆イソフラボンを代謝する腸内細菌をもつ女性であれば、大豆や大豆製品を摂取することによって、エストロゲンの減少による不調をサポートできると期待されているのです。

大豆を上手に摂取するためにはどうすればいい?

料理を楽しむ女性

日本は世界でも大豆をよく食べる国のひとつですが、食の欧米化などの影響を受け、とくに若い世代で大豆を含めた豆類全体の摂取量が低下しています。

日本国民の健康づくりのための健康施策「健康日本21」では、豆類摂取の目標値を1100g以上としていますが、「平成28年国民健康・栄養調査」によると1日あたりの豆類摂取量は平均で約60g。目標値を大きく下回っていることが明らかになっています。

では、毎日の食事を通して無理なく大豆を摂取するためには、どうすればよいのでしょうか。

まず考えたいのが、大豆そのものだけでなく大豆の加工食品を上手に取り入れること。豆腐や納豆、油揚げ、厚揚げ、きなこ、豆乳のほか、味噌やしょうゆなどの調味料にも大豆は使われています。こうした食品をよく使う和食を中心とした献立にするのもいいですね。

とはいえ、大豆を毎食取り入れるとなるとなかなか大変です。そこで、11食は大豆や大豆製品の摂取を意識するなど、続けやすい目標を定めてみてはいかがでしょうか。煮豆を作り置きしたり、洋食ならスープやカレー、サラダに大豆の水煮を入れたり、ハンバーグの生地に豆腐を混ぜたりして、あまり手間をかけずにいつもの料理にプラスするのもよい方法です。

ただし、大豆ばかりを意識して食事全体の栄養が偏るのはよくありません。13食、栄養バランスのよい食事を基本としながら、大豆や大豆製品をメニューに取り入れる工夫をしましょう。

大豆不足が気になるときにもオススメ!「ソイジョイ」シリーズ

森で開放的

毎日の食事だけでは大豆が不足してしまいがち……そんなときは、より手軽に食べられる市販の大豆加工食品を利用するのもひとつの手です。

大塚製薬が販売する「ソイジョイ」シリーズは、食事で足りない大豆を補いたいときにぴったりの食品。大豆をまるごと粉にして焼き上げたバータイプなので、携帯しやすくいつでもおいしく、大豆の栄養を摂取できます。

果実感がたっぷりの「フルーツ系」、しっかりした食べ応えの「ナッツ系」、サクサクとした食感が人気の「クリスピー」、カロリー計算がしやすい「カロリーコントロール80」と、豊富なラインナップを取りそろえています。お好みに合わせて、どうぞご活用ください。

 

参考: