コラム 暮らしを彩るワンポイント心理カウンセラー・石原加受子さんの
自己肯定感のレッスン

第7回 
自分にやさしくするレッスン

我慢すれば何とかなるとココロもカラダも硬くなっていませんか? まずは、カラダをゆるめることからはじめましょう。

我慢することはよいこと?

私たちは、小さい頃から親や周囲に、我慢することはよいことだと教えられて育ちました。確かに、我慢することで、忍耐力や持久力がついたり、最後までくじけないでやりとげる不屈の精神が育つでしょう。けれども、我慢すれば必ずよい結果になるとは限りません。我慢することで、逆に、悪い環境であるにもかかわらず、そこから抜け出そうとせずに、苦痛に耐えながら、必要のない苦痛を味わうということになったりもします。
第7回 自分にやさしくするレッスン/心理カウンセラー・石原加受子さんの【自己肯定感のレッスン】
イラスト・三好 愛

我慢で硬くなるカラダ

そういった意味では、我慢するというのは、「わざわざ苦労を探して歩いている」ような面もあります。むしろ、我慢することで、状況が悪くなることも少なくありません。自分の過去を振り返ってみてください。「自分さえ我慢すれば、周囲とも円満にいく。丸く収まる」という思いから、我慢したことはありませんか。そして、その結果どうだったでしょうか。多くの人たちが「報われなかった」と答えます。報われたという人であっても、「自分が努力したわりには、報われなかった」と言います。「その時間を、もっと自分のために使いたかった」という人もいます。ココロとカラダは密接な関係があります。我慢して生きていれば、カラダも硬くなっていきます。

我慢がつくる姿勢

実際に、あなたがどれだけ我慢しているか、試してみましょう。壁を背にして、足をそろえて、壁に両かかとをそろえて立ちます。そして、頭を壁につけます。このとき、あなたの背中やお尻がピッタリとくっついているでしょうか。背中やお尻をつけると、頭が壁から離れてしまう人もいるでしょう。お腹が出てしまう人もいます。横から見たとき、その姿勢がゆがんでいるとしたら、それがあなたの「我慢」の軌跡です。我慢すれば、カラダは硬直します。その連続で、カラダも「我慢の姿」になります。
第7回 自分にやさしくするレッスン/心理カウンセラー・石原加受子さんの【自己肯定感のレッスン】

カラダをゆるめて自分にやさしく接する

では、その姿勢を保ちながら、
①全身に力をいれます。
②その力を抜いて、一気に解放させます。
③そのリラックス感を感じてみましょう。
それだけで、ココロも少しホッと軽くなるのではないでしょうか。カラダのほうもゆるんで、少し、姿勢がまっすぐに伸びた感じがしませんか。自分に厳しい人ほど我慢します。カラダが硬い人ほど、自分に厳しい人です。ココロとカラダは一体です。「力を抜いてまっすぐに立つ」を続ける。これも自分にやさしく接するレッスンです。
石原加受子
石原加受子(いしはら・かずこ)さん
「自分中心心理学」を提唱する心理カウンセラーの石原加受子さんに、自己肯定感を高めるために、今すぐできることを教えてもらいます。
心理カウンセラー。心理相談研究所「オールイズワン」代表。「自分を愛し、自分を開放し、もっと楽に生きる」ことを目指す「自分中心心理学」を提唱。仕事や家族、人間関係に悩む人に向けたセミナーやカウンセリングなどを30年続けている。「誰にも言えない『さみしさ』がすっきり消える本」(SBクリエイティブ)「やっかいな人から賢く自分を守る技術」(三笠書房)など著書多数。文庫化された本や翻訳本も含めると200冊以上を出版している。日本カウンセリング学会会員。日本学校メンタルヘルス学会会員。厚生労働省認定「健康いきがいづくり」アドバイザー。
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