女性のための栄養ナビ
プレコンセプションケアから子育て期まで
あなたと次世代の健康を支える栄養ガイド
自身や次世代の
健康にとって大切な時期とは?
自分の心身と向き合ってみましょう。
プレコンセプションケア*、そして人生最初の1000日(妊娠期、子育て期)
「妊娠前」、そして「妊娠してから赤ちゃんが2歳になるまでの人生最初の1000日」、
この2つの期間における健康管理が「自身の今だけでなく将来」、そして「次世代の健康に影響」を及ぼします。
*プレコンセプションケア:
若い世代(女性と夫・パートナー)のコンディショニング。 若い男女が将来のライフプランを考えて、
からだの状態を把握し、日々の生活や健康に向き合うこと。

世界のヘルスケアは、病気やリスクの予防を、胎児期、幼少期から壮年期/更年期、老年期までつなげて考えアプローチしようという動きに向かっています。
これを「ライフコースアプローチ」といいます。
ライフコースアプローチによりプレコンセプション期(妊娠前)、妊娠期、子育て期という早い段階で健康への介入をすることは、自身の壮年期や高齢期に向けての健康づくりとなり、また次世代の健康を育む観点でもとても重要です。

栄養/運動/休養が大切です

ライフコースアプローチを踏まえた健康づくりで病気やそのリスクを予防する為には
栄養/運動/休養の3要素が大切です。
どれか1つが重要なのではなく、どれか1つが欠けてしまうと、バランスが崩れ、
健康づくりに影響するので、3要素のバランスが重要です。
その中で「栄養」そして「食生活」は、一生を通じての健康づくりの基本となり、
生活習慣病予防の観点からも、幼少期からの健康的な食習慣を形成することが重要となりますので、
正しい知識と行動で自身と次世代の健康をよりよくしていきましょう。
\ 栄養が不足/過剰すると /
自身や次世代の健康に
様々なリスクを与えてしまうことに


各時期にこのような
現状にあることを知っていますか?
気が付かないと、自身だけではなく次世代の健康にも影響が出てしまう可能性があるのでご注意ください。
気が付かないと、自身だけではなく次世代の健康にも影響が出てしまう可能性があるのでご注意ください。
食事や栄養に関する現状
プレコンセプション期

多忙な日々で生活習慣が乱れがち
- ⚫︎ 忙しくバランスの良い食事や必要な栄養がとれていない
- ⚫︎ 自身だけでなく次世代を考えた体型管理を意識できない
- 朝食欠食(20-29歳 女性):約20%
- 妊娠前からの葉酸サプリメントを非摂取:約90%
- 20代女性のやせ(BMI18.5未満):約20%

朝食欠食

葉酸非摂取

20代女性の
やせ
妊娠期・子育て期

身体やホルモンバランスが変化、
多忙な日々で食事や栄養偏りがち
- ⚫︎ つわりが辛くて栄養摂取に不安がある
- ⚫︎ 自身と赤ちゃんを考えた体型管理を意識できない
- ⚫︎ 子育てに忙しく自分の健康や食事が後回し、、、
- 朝食欠食(妊娠期・子育て期):約20%
- 妊娠中の葉酸サプリメント非摂取:約33%
- 鉄欠乏性貧血(妊娠期):約30~50%

朝食欠食

葉酸非摂取

鉄欠乏性貧血


子育て中の方
postpartum- ⚫︎ 栄養の重要性(やせ/肥満・葉酸)
- ⚫︎ 体重・体型・栄養管理のポイント


プレコン期の方
- ⚫︎ 栄養の重要性(やせ肥満・葉酸)
- ⚫︎ 不足しがちな栄養素
監修 国立成育医療研究センター 母性内科
荒田 尚子 先生