ランニングサポーター久保のランニングスクール

走りながら休む

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2020.09.10 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

私は中学、高校、大学、実業団と様々な指導者から教えを受けてきました。
おかげでこの歳になるまで陸上と関わることができています。
そんな指導者たちはそれぞれに独自の言葉を持っており、これまでの経験を基にたくさんの言葉で私にアドバイスをくれました。
言葉とは本当に面白いもので、受け取った側はそれらの言葉を少しばかり自分の中でイメージしなくてはなりません。
例えば駅伝のレース中、前を行くランナーを追随し懸命に走っているときのこと。こんな言葉をもらったことがあります。

「早く前のランナーに追いつきなさい。追いついたら少し休めるから。」

前のランナーに追いつくことは頑張らないといけないので結構大変です。
その分エネルギーを使います。
力を使っているのにも関わらず、そこから少し休めると言われてもみなさんは想像できますか?

追いつけば一旦ペースが落ちるので精神的にも身体的にも余裕度が生まれます。
追いつかれたランナーが自分が追いついたと同時にペースを上げなければの話ですが。仮にペースが落ちたとしましょう。
そこで一旦気持ちを落ち着つかせ、一呼吸して力を抜くという行為をいたったとき楽に感じるときがあります。
その瞬間は頑張っているというよりも次の行動(攻める気持ち)に対してエネルギーを溜めているといった感じでしょうか。
これを休むと表現していると思っています。

一人で頑張る練習をしているときはとても辛いですが、人と一緒に練習したり人の後ろについて走ったりすると比べものにならないくらい楽に走れるときがあります。
ガツガツ走っているというよりは、川の流れのように集団に身を任せて走っているとでもいうのでしょうか。
スリップストリーム※1のように前を行くランナーが自分を引き連れて行ってくれているかのようです。

キツいけど、力みなく最小限のエネルギーで走ることができれば走りながら休むという言葉を実感できるのかもしれませんね。
これはランニングエコノミー※2にも繋がっていく話だと思っています。

スリップストリーム※1
自動車レースなどでよく使われる言葉。高速で走るマシンの後ろに着くと空気抵抗を避けられ、より小さいパワーで走行することができる現象およびそれを利用する技術のこと。

ランニングエコノミー※2
ランニングの経済性を表す言葉。ある速度に対して利用するエネルギーの効率を示す指標。

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