こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
私がランニングをする際、常日頃気をつけていることがあります。それは左右の接地時間のバランスです。これは私が愛用している時計でリアルタイムに計測でき、その値を見ながら走ることができます。左右均等のときだけ接地時間が合計100%「左バランス50%/右バランス50%」で表示され、それ以外は接地時間が大きい足の値がパーセンテージで表示されます。なぜこのような接地バランスを気にしているかというと、どちらかの足のバランス値が私の想定の範囲を越えてしまうと怪我をするリスクが高くなるからです。私の場合、値が低い足に痛みが出る傾向がありました。要するに接地時間が短い足に痛みが出るということです。ここ最近、走り終わった後に必ず左脚のお尻部分に痛みを感じていました。このとき「右バランス51.5%」といった右に偏った値になることが多くありました。このバランス差を少しでも埋めたいとフォームの改善に努めるのですがなかなかよくなりません。
以前「山歩きでスピード練習なみの効果を得る」というお話をしました。
週 4 回山歩きに出かけたのですが、その後私の接地バランスに驚くべき変化が見られたのです。それはランニングをしていて「左バランス50%/右バランス50%」というバランスのよい値を連発するようになったことです。今まで何をしてもよくならなかったバランス値が、山歩きを取り入れたことで改善されたと思っています。おかげで左足のお尻にもそこまでの痛みはでず、両足が地面を均等に同じような力で着けている感じも出てきました。なぜこのようなことが起こったかというと、山を歩けば足の内側や外側、その他様々な筋肉に満遍なく刺激が入り、身体を支えるインナーマッスルが強化されたからだと思っています。普通に走っていては、決まったところにしか刺激が与えられず、バランスのよい筋肉は形成されません。山は無意識にバランスのよい脚を作ってくれる場所なんですね。どんな治療をしても治らなかった足を、山歩きをすることによって治してきた私の経験は今でも深く根付いています。