ランニングサポーター久保のランニングスクール

それぞれの練習に意図を持って
全てを結びつけていく

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2021.11.10 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

先週は久々に大規模のマラソンレースも開催されたようですね。レースでは出場したからこそ得られることが多いと思っています。特に自分の目標に遠く及ばなかったときです。 そのようなときは以下のような問いが生まれてきます。

1. 何が悪かったのか?
2. 自分の課題は何なのか?
3. 今後、どのような練習をしていかなければならないのか?

そんなことから「練習をもっとやらなければならない!」、といった考えが浮かんできそうですが、安易にならないよう気をつけたほうがよいと思っています。確かに「練習をやっていなかった」というのは間違いではないかもしれませんが、「練習」にも様々なやり方があります。追い込み練習を増やすとか、走る距離を増やすとか、そんなやり方もありますが漠然とやればいいというものでもありません。「練習」とは自分の課題を明確にして、ある程度の理論を知った上で行ったほうがより身についてくるものだと感じています。

ここで 1 例をあげてみましょう。思うような結果がでなかったレースがあるとします。
それを冒頭の疑問で振り返ってみます。

1. 何が悪かったのか?
スピードに対応できなかった、スタミナ不足で後半粘れなかった
2. 自分の課題は何なのか?
スピード強化、スタミナ育成
3. 今後、どのような練習をしていかなければならないのか?
インターバル練習やロングジョグ、距離走などを増やさなければならない

このように、課題と今後の練習が自然に出てきます。

そんなことは言われなくてもわかっているといった声が聞こえてきそうですね。しかしその練習内容に理論的なことが乗っかってきているかということが重要です。ただ単にやっていては身になることもあるかもしれませんが、練習をやったという満足感で終わることも多いかもしれません。

そこで先程の振り返りを私なりに深堀りした内容をご紹介します。

1. 何が悪かったのか?
スピードに対応できなかった、スタミナ不足で後半粘れなかった
2. 自分の課題は何なのか?
スピード強化、スタミナ育成。
スピードを出すための下地づくりとしての身体の動きの改善。
スピード練習を活かすスタミナを養成するために距離走のペースと行うタイミングの考慮。
3. 今後、どのような練習をしていかなければならないのか?
まずは肩甲骨周りや背中の柔軟性を養うためのストレッチや補強運動、動きづくりを取り入れ、上半身と下半身が連動できるような取り組みを行う。力を生み出すハムストリングスの補強や動き作りを行なって、走る中でも無意識に使えるようにする。そこからインターバル走のようなスピード練習を織り交ぜていく。さらには力んだ走りをリズミカルな走りへと誘うためと、スタミナ構築のためにやロングジョグや距離走などを身体が回復し過ぎないうちに行なっていく。といったイメージです。

ただ単に練習をやるというのではなく、それぞれの練習に意図を持って全てを結びつけていくといったことが大事だと考えます。

人それぞれ生活環境も違いますし走力や体力、考え方も違います。練習には正解はありませんが、「自分に合った練習」や「自分の身体が必要としている練習」が義務的でななく、主体的にできると一番いいですね。

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