ランニングサポーター久保のランニングスクール

年齢を重ねても進化はできる!

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2022.04.22 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
厚底シューズを上手く履きこなせなかった私は自分自身のフォームを見直し改善に努めてきました。
ここにきてようやく成果が出始めていることを嬉しく思っています。その成果とは、課題であった極端な踵着地からの脱却です。

◆ギャップに苦しむ
昔、薄底シューズが主流で激しいトレーニングを積んでいた頃の感覚と、今、厚底を履いて走るときの感覚にズレが生じて苦労していました。
シューズの靴底が進化していくのに対し、自分の身体の使い方はまだアップデートされていない感覚です。
年齢を重ねて筋力も落ち身体の使い方を忘れていること、昔に比べると練習量をそこまで増やせるわけではないことから、厚底シューズを履きこなせなくても致し方ないと思う自分と、フォームの改善次第では今からでも厚底シューズの恩恵を受けられるようになるのではないかという自分がいました。感覚のギャップを埋めるために、日々試行錯誤しながら自分の身体を使って実践と検証を繰り返していました。

◆私の走り方
どちらかというと私の走り方は地をはうような足捌きで、ストライドを大きくとるというよりはピッチを刻んで進んでいくような走法です。
しかし、厚底シューズの大きな特徴であるカーボンプレートのメリット(内蔵されている硬くて弾力のあるカーボンプレートが地面に接地して屈曲すると、戻ろうとする反発によって前方への推進力が生まれる)を最大限に生かすためには、跳ねるような走り方に変えていかなければならないと感じ始めていました。
実際に厚底シューズを履いて走ってみると、今まで通りの走り方では身体が沈みすぎたり膝が折れすぎたりして上手く前へ進むことができませんでした。また、地面を捉える感覚も薄れる感じがあり、さらに坐骨周りの筋肉に対する負担を強く感じました。これらは薄底シューズを履いているときには無かった感覚です。結果的には、以前より極端な踵着地になってしまいました。

◆走り方の改善
そこで、もう一度基礎的なことから再構築しようと考えました。
まず、背骨を真っ直ぐにして軸を作る意識から始めました。トレーニングには猫背にならないよう肩甲骨周りの柔軟性を高めるストレッチや、重心の真下で地面を捉える意識作りのためにジャンプ系の運動を取り入れました。
さらに、地面をハムストリングスとお尻で捉えて押し出すことができるように補強的な運動も取り入れ、膝が上がる際にはつま先が底屈し過ぎないような動きを行いました。

◆理想のフォームへ
私は自分のフォームを客観的に見るためにスロー動画を活用しています。
動画を確認すると、改善の成果が出たのか極端な踵着地がフラットな着地へと変わっていたのです。
さらにはストライドも大きく変化し、私のイメージする理想のフォームへと変化してきたことが嬉しかったです。
まだまだ改善の余地はありますが、厚底シューズが登場したことで、よりスプリント的な動きを取り入れた走りが必要になってきているように感じます。
本来でしたら厚底シューズの登場がなくてもこのような技術は必要だったのかもしれませんね。現役のときにこのような知識があればよかった・・・、
なんて今更思っても遅いですが、今でも自分の身体を使って実践と検証できていることに感謝です。
年齢を重ねても進化はできる!
そんな思いを胸にこれからも走り続けていきたいと思います。

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