ランニングサポーター久保のランニングスクール

小さな一歩は偉大な一歩

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2024.06.07 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

春から夏目前となる6月くらいまでの間、学生たちはトラックレースに挑みます。長距離においては5000mや10000mが主となりますが、どのくらいの選手がどのくらいの記録で走ったかによって、今後の行く末が見えてきます。おおよそのチームは冬に行われる駅伝を目標にしているので、それまでにできるだけよいタイムを出し、自分自身はもちろんのこと、チームにも勢いをつけたいところです。よいタイムを出すことで「自分たちもできるんだ」という自信につながり、夏の強化合宿で大きな進化をもたらすことでしょう。

先日、私が指導する学生たちも5000mの記録会に挑みました。なんとそこで、チームトップの選手が初の13分台となる「13分58秒」の大幅自己ベスト記録で走ってくれたんです!13分台といえば、1000mを2分48秒平均で走り切らねばならず、トップ選手も一つの指標としています。レースでは一定ペースで走るということは難しいことです。
最初は平均ペースよりハイペース。中盤でペースが緩やかになり、1番キツい3000m~4000mで少しペースが落ち、ラスト1000mで粘り頑張り抜いた結果最速タイムをマークしてゴールします。昔と違い、高校生でも13分台で走る選手が数多く出てきた現在ですが、我がチームにもようやくこのレベルに到達する選手が出てきたと、指導者としてここまで苦労してきた甲斐があったと思えた瞬間でもありました。その選手は高校生のときに全国級の力を持っていたわけでもなければ、輝かしい実績を持っていたわけでもありません。しかし、日々の小さな積み重ねが、この域まで達することができることを証明してくれました。そして、その走りを目の当たりにしたチームメイトたちも奮起しないはずはありません。こうしてチームはより活性化していき、いいものをどんどん取り入れ、自分たちの歴史を作っていくんでしょうね。

強豪校のトップ選手は、5000mを13分20秒代で走ります。しかも大勢・・・。そんな強豪校にしてみれば、たった一人の選手がやっと13分台で走ったことは小さなことかもしれません。しかし、私たちの大学にとってはその小さな一歩が偉大な一歩であることに間違いありません。学生たちが未知なる可能性を開花させ、大きく成長できる瞬間をもっと増やしていけるよう、指導者として自分自身も精進していきたいと思います。

ちなみに現役時代、私が初めて13分台を出した競技場も、今回行われた同じ記録会会場でした。なんだか考え深いものがあり、当時のことを思い出し懐かしみながら、教え子にねぎらいの言葉をかけている自分がいました。

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