ボディメンテ公式サイト

TOP > 企業インタビュー > パナソニック株式会社

SPECIAL

企業インタビュー

体調管理は「自己責任」か!?

Powered by NewsPicks

常に時代にアジャストする
102年目の健康経営

パナソニック株式会社
コネクティッドソリューションズ社
人事・総務担当 ダイバーシティ推進担当
常務 大橋智加 氏

ー「おじさん文化」にサヨナラを

1965年、公立の小中高で採用されるより37年も早く、他社に先んじて週休二日制を導入。業界のリーディングカンパニーとして、健康経営をいち早く実践してきたパナソニック。

一方、創業102年目を迎える歴史のなかでは、「朝会での社是・社訓の巻物の朗読」「厳しい服装ルール」「役員への個室提供」など、ともすれば前時代的とも言える慣習も引き継いできた。

グループ全体として認識するこれら慣習に、率先してメスを入れてきたのが社内カンパニーのコネクティッドソリューションズ社だ。人事・総務担当常務の大橋智加氏は語る。

「IoTを取り入れた新しい働き方を提案する立場にいる私たちが、旧態依然とした世間一般的に『おじさん文化』と思われるような慣習に囚われているわけにはいきません。朝の社是・社訓の朗読をやめ、服装を自由化し、経営陣を含め執務室もフリーアドレス化しました。他の企業様から見れば遅すぎる対応かもしれませんが、一つひとつ改革をすすめています」

ー フリーアドレス化で定例会議が激減

フリーアドレス制度は、存外の成果も生んでいる。若手社員が、プロジェクトで協力や指示を仰ぎたい年長者の近くに気軽に座るなどして制度を有効利用している例も自然に見られるという。かつては喫煙室で行われていたような、部署を超えた“ナナメのコミュニケーション”が自然発生している。

「一番の驚きは、部長職以上の人間で『ちょっと集まろうか』というのが簡単にできるようになり、定例の会議が激減したこと。時には、文字通りに立ち話で意思決定できるようになりました」

申請の手続きが面倒だったテレワーク(リモートワーク)も、前日までに上長にひとこと許可を取れば可とし、ハードルを大きく下げた。制度の利用率が上がり、その日最後の訪問先が自宅に近い際など、わざわざオフィスに戻ることなく近場のカフェで作業をして帰宅する社員が増えたという。

ー 最大の敵は、世間との「ずれ」

服装が自由になり、テレワークも容易になった。性善説に立ち、社員それぞれが「自己責任のもとで職務を果たしてくれることを信じている」と大橋氏は語る。体調管理についてはどうか。

「体調管理は基本的に自己の責任としておこなってもらっていますが、一日の多くの時間を過ごす会社としても、健康管理は経営課題として捉え、決して派手な形ではありませんが、『健康パナソニック』と銘打って2002年から健康経営の指針を内外に公表するなど様々な取り組みをおこなっています。すなわち、従業員の健康への寄与は当たり前という考えです」

プロパー社員が9割を超え、堅牢な企業文化を持つパナソニック。片や、その強さは世間との「ズレ」に形を変える危険性をはらむ。社外から見れば小さく見える改革も、100年を超える歴史の中では大改革。コネクティッドソリューションズ社が先陣を切り、新たなパナソニックのあり方を示していく。

運動、睡眠、食事、精神状態——体調管理には、さまざまな乱数がからむ。それぞれを正確に把握し、従業員と企業が分担してコントロールする。そんな協力関係が、体調維持に寄与し、働き方改革の推進につながっていく。

新しい働き方へ、新しい体調管理。 飲んでカラダをバリアする乳酸菌でボディメンテ