齋藤薫のエクエルダイアリー

Vol.11歯磨きも、ベッドメイキングも、
毎日の当たり前を丁寧にやるほどに
多幸感が生まれ、
人格まで変わる?

この1年半あまり、これまでの人生で1番長く家にいた、そういう人が多いはず。だから最初は家の大掃除や模様替え、断捨離と、家での生活を見直すためのあれこれに励んだのではないだろうか。そして、家の中がきれいに片付くと、とても自然に家での暮らし方が丁寧になっていったはず。

いわゆる「割れ窓の法則」……窓ガラスを割れたままにしておくと、いつの間にかゴミが増え、人の心も荒れていくのと逆の理論である。家を美しく整頓していると、そこに住む人の気持ちまで清らかに整っていくと言うメカニズムがあるからこそ、この特別な時間が生活習慣をも美しく整えてくれたはずなのだ。

でも、暮らしが整うってどういうことか? 心まで清らかに整うってどういうことなのか? 例えばそれは、朝起きた瞬間から始まっていると考えてみてほしい。目覚めた時からなんだか心地が良い、だからすんなりと起きられる。それはとても重要なこと。整った暮らしの大前提と言ってもいいほどに。

そしてまず、歯磨きが丁寧になる。心が荒れている時って、要はこういうルーティーンが知らず知らずおろそかになっていることが多いのだ。逆に心が整っている時は、当たり前のことこそ丁寧になる。それがまた心の平穏につながり、多幸感が体中に広がるのだ。
さらにまた、そうした「当たり前のことを丁寧に」、がもたらす多幸感は様々な形で連鎖する。例えばだけれど、ベッドメイキングを起きてすぐきちんと行うようになると、その日の夜、またベッドに入るとき、私はなんと幸せなのだろうと思えたりするはずで、だから翌朝も必ずベッドメイキングすることになる。そうやって良きことが習慣になっていくのだ。
結局のところ幸せって、そういう小さな事、当たり前の事から始まるのだし、自分の手で作れると言うことを知ってほしい。またそういう小さなことの積み重ねが暮らしの向上につながることも。

さらに言えば今までの化粧品が急にしみるようになったり、今までのお手入れで急に肌が乾くようになったり。ともかく自分ではどうにもコントロールできない肌変化を感じている人が少なくないのかもしれない。

そして、毎日のスキンケアも、意識して丁寧に行うようになると、心も暮らしもどんどん清らかになってくる。化粧水をいつもより丁寧に肌全体になじませる時、その香りや感触をゆっくりと味わうように深呼吸しながら行うと、毎日のお手入れが単なるお手入れではなくなる。まさに心まで、体の中まで清めるような浄化の儀式になってくるのだ。

さらに、美容液もクリームも、お手入れの最後まで、その心地よい緊張感を保ち続けること。肌を大切なものとして扱い、きちんと手間をかけながら自分を作っていく感覚は、何にも増して体の中に幸福感を行き届かせることになるのだろう。

インナーケアも同じ。 ただ飲むだけ、食べるだけ、口に含むだけではなく、体の中を巡っていくのをゆっくりと感じながら効果を味わうように取り込んで欲しい。その全てを自分のものにする感覚…………。

日常の習慣ひとつひとつに丁寧になることで、生き方が変わる。生き方が変わると、人格が変わる。自分が丸ごと整うのだ。この特別な時期を無駄にしないために、そうした日常の当たり前をもう一度見直してみたい。やがて、かつての日常が戻ってくる前に。

美容ジャーナリスト/エッセイスト
齋藤薫

女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『大人の女よ!もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)他、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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