運動前はストレッチと水分・エネルギー補給を
バスケットボールは40分間の試合でストップとダッシュを繰り返しながら5km前後を走るとされています。こうした有酸素運動に加えて、ダッシュのような無酸素で高強度の運動を短時間の間に何度も繰り返しますので、プレー中にはかなりの量の水分・エネルギーを消費します。
運動の前にはしっかりとストレッチを行います。試合中は攻守の切り替わりが早く、思うように水分補給ができないことが予想されます。脱水で実力が発揮できなかったということにならないためにも、試合の前からしっかり水分をチャージしておくことが重要です。
風通しの悪い体育館では湿度によって汗の蒸発が妨げられるため、体の熱を十分に発散することが難しく、熱中症のリスクが高まります。室内スポーツだからといって油断せず、万全の準備をしておきましょう。対策として100mlあたりナトリウムを40~80mg程度含む飲料をプレー前から、プレー後まで積極的に摂取することが、ポイントです。また、運動を始める30分前に必須アミノ酸BCAAを摂取しておけば、プレーを始める頃にはBCAAの血中濃度は最高値に達し、持久力の維持が期待できます。チーム全員が最後までパフォーマンスを落とさず、結果を残すためには、水分+BCAA補給を戦略として考える必要がありそうです。