コラム 暮らしを彩るワンポイントSay若創り学教室・浅香純子さんの
マイナス10歳メイク

第4回 
つけまつ毛で変わる!

浅香純子さんの教室を訪れた高田左香衣(49歳)さんに、新たなメイク体験をしてもらう本企画。第2回では眉の印象を変え、第3回ではアイメイクを学びました。今回は「つけまつ毛」。目元がぱっちりすると、表情まで明るく、元気に見えます。

つけまつ毛で目力アップ

「つけまつ毛」は若い女性が使うものと思っていませんか? 実は、40代以降の大人の女性にこそ、使ってほしいアイテムなんです。目力が弱い、顔全体が平坦でぼんやりしているといった悩みを解決して、一気に若々しい目元・表情を演出するつけまつ毛。使いこなすには少しだけ練習が必要ですが、何度かトライするうちに、マスカラよりも早く、簡単につけられるようになりますから安心してください。最近では、100円ショップなどでも優れた商品が手に入ります。最初は「お試し」の気持ちでもいいですから、つけまつ毛で目力アップに挑戦してみましょう。
第4回 つけまつ毛で変わる!/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
上がアイライン、アイシャドウ、マスカラまで施したアイメイクの写真、下がさらにつけまつ毛を足した写真。目に丸みが出て、黒目も大きく見える。

まつ毛を増やし、まぶたを引き上げる

第2回の講座でもお伝えしましたが、ゆらぎ世代の目元は「まつ毛老け」が進んでいます。本数は減少、毛の1本1本は細くなり、抜けたまつ毛はなかなか生えてこなくなります。アイラインとマスカラを駆使して目元の印象を強めるのも手ですが、つけまつ毛は2役を担うので、メイクの効率がアップします。また、つけまつ毛はまつ毛のキワにのりでくっつけるので、たるんだまぶたが引きあがり、黒目まで大きく見えるようになります。どうですか。だんだん挑戦したくなってきませんか?
第4回 つけまつ毛で変わる!/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
つけまつ毛は、アイシャドー、アイライン、マスカラなどのアイメイクの後につける。つけまつ毛だけでも、アイラインとマスカラをしたかのような効果がある。

「自然」「ナチュラル」な商品を選ぶ

つけまつ毛は「自然」「ナチュラル」と書いてある商品を選ぶと扱いやすいですね。100円ショップのものが柔らかさ、軽さなどがちょうどよく、私のおすすめです。数回使ったら捨てるものなので、コスト的にもちょうどいいかなと思います。ただ、つけまつ毛用ののりは1000円以上の上質なものを選んでください。汗や涙で取れないものを。つけまつ毛を袋から取り出したら、台紙からやさしくはずしましょう。つけまつ毛の長い方を外側にします。目頭から3~4ミリ離れた位置につけまつ毛をあて、目尻までぴったり収まるか確認してください。はみ出た部分は、はさみでカット。まだ、のりはつけません。次が大事です! 人差し指につけまつ毛を巻きつけて、軽いカーブをつけてあげるのです。こうすることで、つけまつ毛の根元が柔らかくなり、まぶたに合わせやすくなるのです。
第4回 つけまつ毛で変わる!/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
つけまつ毛は繊細なので、そっと扱います。台紙との間を止めていたノリが残っていたら、指で取り去りましょう。

目の中央→目頭→目尻→全体

つけまつ毛の根元につけまつ毛用ののりをつけます。特に、はがれやすい目頭と目尻にはしっかりつけてくださいね。つけまつ毛の先を持って、のりに触れないように注意しながら、左右に5~6回ほど振ってのりを半乾きにします。鏡は顔より下の位置に持ち、あごを上げます。眉毛を上げて、目線を鏡に落とすと、まつげのキワがよく見えます。この姿勢、すごく大事! 覚えてくださいね。あとはつけまつ毛をまつ毛の上にのせる感覚で。そして、中央→目頭→目尻の順に接着。最後にぐっと全体をまぶたに押しあてたらおしまい。ポイントをつかめば、簡単です。
第4回 つけまつ毛で変わる!/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
目頭にぴったり合わせると取れやすく、痛いので目頭から3~4mm離れた位置を意識する。はずすときは、目尻から。台紙に戻して保管しておけば、10回ほど繰り返し使える。

慣れれば簡単です

高田さんの横顔を見てください。まつ毛がくるんと上品に上を向いていて、美しいですね。どうですか。高田さん。

「つけまつ毛、初体験でした!派手な目元になってしまうのでは?と心配していたのですが、仕上がりがとてもナチュラルでびっくりしました。アイラインを引くのが苦手なのですが、つけまつ毛の方が簡単だったので、これからはつけまつ毛派かな(笑)」

すっかり気に入っていただけたようでよかったです。大事なのは、指でカールをつけること。ノリをしっかりつけること。手鏡を持つ位置。つけまつ毛をまつ毛の上にのせることが肝心です。次回は、チークの入れ方について紹介します。大人には大人のチークの入れ方があるんです。お楽しみに。
第4回 つけまつ毛で変わる!/Say若創り学教室・浅香純子さんの【マイナス10歳メイク】
つけまつ毛は、目が大きくても小さくても、一重でも二重でも。誰がつけても、目の存在感がアップする。
浅香純子(あさか・じゅんこ)さん
たくさんの女性の人生を変えてきた「Say若創り学教室」主宰の浅香純子さんに、ポジティブになれるメイク術を教えてもらいます。
「Say若創り学教室」主宰。長年、大手化粧品会社でブランドマーケティングに携わる。コスメブランド「RMK」では商品開発&PRを担当。「SUQQU(スック)」「CHICCA」などのブランドの立ち上げにも従事。2011年に退職後、大人のためのコスメブランド「Say」のブランドマネージャーに就任。2012年、東京・銀座に中高年女性向けのスキンケアとメイクを学ぶ「Say若創り学教室」をオープン。豪快でありながら説得力のある語り口が人気で、雑誌やテレビでも活躍している。近著に『50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる』(大和書房)『いくつになっても変われる 大人のメイクレッスン』(ナツメ社)がある。
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