コラム 暮らしを彩るワンポイントメイクアップアーティスト・レイナさんの
【人生が変わるメイク】

第3回 
眉の色を決める

40歳になったばかりの小田嶋顕子さん。「子どもっぽく見られる」ことに悩んでいます。レイナさんが落ち着いた印象を与える眉メイクを2回にわたって紹介します。
第3回 眉の色を決める/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】

眉色ひとつで、印象が変わる

たくさんの方から質問されるのは、眉の色選びです。髪の色に合わせるのが基本ですが、今はハイライトやインナーカラーが入っている人も多く、おしゃれなグレイヘアも流行っています。小田嶋さんは、若い頃からずっと髪色が明るいので、眉色も明るくしているとのことですが、「子どもっぽく見られてしまう」というお悩みの原因はそこにあるかもしれません。もう少し落ち着いた眉色にすることで、信頼感のある顔に変わります。キツイと言われる人が優しい印象に。元気がないと思われていた人が、若々しく……など、眉色が人生を変えるといってもよいかもしれません。

小田嶋さんコメント

「20代のころから眉色を変えていません。40歳を機に、眉色を変えて、新しい自分に出会えれば!と思います」
第3回 眉の色を決める/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
小田嶋さんの場合は、長さの足りない眉尻と、抜けてしまっている部分を書き足す。眉上は少しカットするが、眉を描いてからカットしたほうが失敗しない。

40代からは明るくし過ぎない

小田嶋さんがふだん使っているアイブロウペンシルで仕上げました。すっぴん眉と比べると力強い印象になりましたが、明るすぎて眉の存在感が薄いですよね。白髪っぽく見えたり、寂しい感じがしたりする場合も。目の印象も弱まってしまうので、濃いめのアイメイクが必要です。年齢的にも落ち着いた印象に見せたいなら、トーンダウンしてもいいでしょう。

小田嶋さんコメント

「いつも、ペンシルだけで描いていますが、地眉が濃いので、バランスが悪いなと思っていました」
第3回 眉の色を決める/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
髪色だけでなく、目の色と比べてもだいぶ明るい印象。

落ち着いた色で大人っぽく

小田嶋さんの髪色や、目の色に合わせて、落ち着いた色のアイブロウパウダーとペンシルで仕上げました。大人っぽく信頼感のある感じに見えます。目力もアップしたように見えませんか? 仕事のときは落ち着いた色、遊びに行くときはファッションと合わせて明るい色に……などと使い分けてもいいかもしれませんね。

小田嶋さんコメント

「アイブロウパウダーを使うの、実は初めてです。立体感が生まれて、自然な眉に仕上がっていてうれしいです」
第3回 眉の色を決める/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
眉の色が濃くなり、目元がぱっちりした。
第3回 眉の色を決める/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
横から見ても自然な印象。眉尻も描き足されて、横顔もはっきりした。
第3回 眉の色を決める/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
アイブロウパウダーは、真ん中の色と髪色を合わせると自然な印象に仕上がる。
アイブロウキーパー 01 メルティブラウン(コフレドール)/アイブロウペンシル02(ナチュラグラッセ)

ほめられたら素直に

小田嶋さん、眉を整えて、ほんの少しアイメイクをしただけですが、印象が大きく変わり、美しくなりました。私のメイクレッスンに来られる生徒さんにも「キレイになりましたよ」とお伝えすることが多いのですが、多くの方が謙遜される。でも、ほめられたら、素直に受けとるのがおすすめです。「ありがとう」と言うことで、その人はますます美しくなっていくと思います。

小田嶋さんコメント

「『美しい』という言葉だけで、1年くらい頑張れそうです(笑)」
第3回 眉の色を決める/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
「次回も、引き続き小田嶋さんに協力してもらい、眉の太さについてお話しします」(レイナさん)
「確かに、細いか太いかのバランスで印象は決まりますよね。楽しみです」(小田嶋さん)
レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に、『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)がある。
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