コラム 暮らしを彩るワンポイントメイクアップアーティスト・レイナさんの
【人生が変わるメイク】

第1回 
眉が変わると自分の顔が好きになる!

はじめまして!メイクアップアーティストのレイナです。顔の印象を最も変える「眉」。第1回は、眉毛が薄くなるにつれて、顔がぼやけてきたとお悩みの大田黒寿代さん(50代)にモデルになってもらいました。下の写真、見てください。眉だけしか変えていないのに、すごく元気に見えませんか?
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】

仕上がりが変わるアイブロウブラシ

これまでのべ1万人以上の方にメイクを施してきた結論。眉が変わると人生が変わる。これは真実だということ。でも難しい? そんなことはありません。コツを紹介していきますね。
まずは、道具。一番大切なのは、アイブロウブラシです。毛先の幅が1cmくらいの幅広ブラシで、柄も長いものがおすすめ。使い勝手と仕上がりが全く違います。あとは、3色入っているアイブロウパウダーと、芯が硬いアイブロウペンシルを用意すれば、ばっちりです。

大田黒さんコメント

「このブラシ、眉がふわっと描けます。ストレスがないので、眉メイク、楽しくなります」
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
「アイブロウとペンシルの色は、髪の色に合わせて選んでくださいね」とレイナさん。
左から、デザイニングアイブロウ3D(KATE)/アイブロウペンシル02(ナチュラグラッセ)/アイブロウブラシ 1WM-BR08(アルティザン・アンド・アーティスト)

息を止めない

眉メイクで最も大切なことは、実は呼吸なんです。うまく描けないと悩んでいる人の多くが、無意識のうちに呼吸を止めてしまっています。
では、まず、大きく深呼吸をしましょう。リラックスして眉メイクを始めると、柔らかい表情に仕上がりますよ。肩の力が抜けたら、フェイスパウダーを眉全体につけてください。このひと手間で眉の油分が取れてきれいに描けます。描いている間も呼吸は止めないでくださいね。「シュッシュ」などと言いながら描くといいと思います。

大田黒さんコメント

「そういえば、うまく描こうと力が入りすぎて、息を止めて一気に描いていたかもしれません」
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
フェイスパウダーをつけておくと、眉が描きやすくなる上に、持ちもよくなる。どんなパウダーでもOK。

左右交互に描く

まずは、目指したい形を知っておきましょう。大田黒さんの設計図(下写真)を参考に、自身の理想の形をイメージしてみてください。
描くときの大事なポイントは3つ。
1つめは、眉の太さを黒目の1/2以上にすること。トレンドは太眉。今までより少し太くすると、今っぽい顔になりますし、若々しく元気に見えます。
2つめは左右交互に描くこと。左右の眉が同じように生えそろっている人は、いません。ステップごとに左右交互に描いていったほうが、左右差が自然に解消されてバランスよく、効率よく描けます。
3つめは、アイブロウブラシやペンシルは、真ん中よりも後ろを持つこと。その位置をふんわり持つだけで余分な力が抜け、繊細な線が簡単に描けます。これは、眉メイクだけでなく、すべてのメイク道具に共通するポイントです。

大田黒さんコメント

「得意な右の眉を完成させてから、それに合わせるように左側を描いていました。
左右交互に、少しずつ色を足していけば、間違いないですね」
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
①眉頭……小鼻のふくらみの延長線上に設定する。
②眉山……口角と目じりの延長線上まで。眉頭より下げない。
③カーブ…眉山から眉尻までは目元のカーブと平行に。
④眉尻……目尻側の白目の間に設定する。
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
まずは、眉の下側を描く。黒目の内側の延長線上から眉尻に向かってトントンとブラシを肌に押しつけるようにする。
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
眉山から眉尻にかけては、目のカーブと平行になるように描く。眉が薄い人はトントンとブラシを押しつけるように。濃い人は、サッサっとブラシをなでるように動かす。
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
眉頭は、パウダーの淡い色でぼかす。毛の流れに沿って下から上へブラシを動かすのがコツ。
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
ペンシルで眉の下側のラインや、左右を見比べて足りない部分をペンシルで補正する。つんつんとつつくように描くとよい。

眉は生命力の源

大田黒さん、どうでしょう。写真を見ていただくとわかる通り、アイメイクは施していませんが、目が大きく、瞳が輝いているように見えませんか?
眉メイクが完成すると、みなさん、みるみる元気になり、背筋までピンと伸びるんです。眉は生命力の源なんですね。次回は、自信を持って人と話せるようになるアイメイクを紹介します!お楽しみに!

大田黒さんコメント

「眉が完成に近づくにつれ、自分の顔、けっこういいかもって思うようになっていきました(笑)。
眉ひとつで、ここまで気持ちが変わるとは!」
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
完成。左右のバランスが良く、ナチュラルな印象の眉に仕上がった。
第1回 眉が変わると自分の顔が好きになる!/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
「鏡を見るのがイヤでしたが、この眉なら、ずっと自分の顔を見ていられます。今日は、このままショッピングに行ってきます(笑)」(大田黒さん)
「気持ちが前向きになると、行動も変わります。性格も変わります。ぜひ試してみてください。きっと楽しくなりますよ!」(レイナ)
レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に、『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)がある。
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