コラム 暮らしを彩るワンポイント北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの
フィンランド花通信

第13回 
クリスマススワッグ

クリスマスを彩るスワッグの作り方を紹介します。ツリーを飾りつけするように、家族と一緒に作るのもおすすめです。ヘンティネン・クミさんが、娘で、フラワーデザイナーのリノさんと一緒にスワッグを作ります。
第13回 クリスマススワッグ/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】

手仕事が好きなフィンランド人

リノ:12月に入ると、街はすっかりクリスマスモード。毎年のことなのにわくわくしますね。
クミ:そうですね。今日は、クリスマス気分をさらに盛り上げる壁飾りを作りましょう。
リノ:フィンランドでは、クリスマスイヴの前日あたりにモミの木を買います。凍っているので、まずは解凍して、家族みんなで飾りつけをします。リースやヒンメリなどの飾りも、手作りする人がすごく多い。
クミ:なつかしいですね。長くて暗いフィンランドの冬を楽しく乗り切るための工夫ですね。家にこもって手を動かすことが楽しみであり、癒しなのかもしれません。
リノ:そう考えると、自粛モードの今こそ、フラワーアレンジを日本のみなさんにも楽しんでほしいですね。
クミ:今日のアレンジメントは、クリスマススワッグ。束ねるだけととても簡単なので、初心者の方にもおすすめです。早速始めましょう。
第13回 クリスマススワッグ/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
「リースやツリーはクリスマスの定番ですが、最近、日本ではスワッグも人気ですね」とリノさん。

好きな飾りを用意する

クミ:クリスマス飾りに使う花材は、針葉樹がいいですね。ブルーアイス、ヒムロスギ、ヒバなど、お好きな針葉樹でかまいません。
リノ:わぁ。ブルーアイスの香り、たまりません……。森の中にいるような気持ちになります。
クミ:いい香りでしょう。癒されますよね。
リノ:マツボックリやコットン、ユーカリなど自然素材のほかに、市販のクリスマス飾りを用意するんですね。
クミ:これはもうお好きなものでOK。自然素材だけで作ってもいいし、もっときらびやかな材料を用意してもいいです。
リノ:赤いリボンがクリスマスらしいですね。
第13回 クリスマススワッグ/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
花材・道具:ブルーアイス/ヒムロスギ/ヒバ/ユーカリ/マツボックリ/コットン/各種クリスマス飾り/麻布/ワイヤー(#18)/輪ゴム/フローラルテープ

手のひらの上で重ねていく

クミ:花材はすべて、手で持つ部分の葉を先にとってくださいね。マツボックリやコットン、クリスマス飾りはワイヤーで長さを足しておくと扱いやすいでしょう。
リノ:まずは、一番長いブルーアイスを持って、長いものから順に左右対称になるように針葉樹を束ねていきます。
クミ:全体のバランスを見ながら、上に重ねていくものほど短くなるように。先細りのひし形を目指してください。
リノ:針葉樹を一通り束ねて、なんとなく形ができてきたら、飾りつけですね。
クミ:重くなってきたら机に置きながら束ねていくといいでしょう。飾りは、葉のほうから、手で握っている結束部分に向かってワイヤーを挿しこむようにします。
リノ:ユーカリの葉がかわいいから、ちょっと目立つようにしたいです。
クミ:自分の感覚、感性を信じて。楽しみながら作るのが一番大切ですね。
第13回 クリスマススワッグ/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
(上)親指と人差し指で輪を作り、親指の付け根でしっかり花材を握る。
(下)ワイヤーで長さを出したコットンやマツボックリ、クリスマス飾りは、葉のほうから挿しこむように束ねる。

ワイワイ作るのが楽しい

クミ:さあ、いよいよ仕上げです。束ねたら、手元の枝は10cmくらいにそろえてカットします。太目の1本の枝に下から輪ゴムを通して、ぐるっと結束部分に3周くらい回して、もう一度、枝に引っ掛けてください。このときはどの枝でもOK。これできつく留まります。
リノ:ドライになる過程で茎や枝が痩せるので、伸縮性のある輪ゴムがいいのですね。
クミ:そうなんです。ゆるくしばると乾燥したときに枝が抜け落ちてきてしまいますから、きつく留めるのがポイント。輪ゴムが隠れるように麻布を巻いて、もう一度輪ゴムで留めたらリボンを結んで完成。
リノ:思ったよりもずっと簡単でした。
クミ:友だちやお子さんとワイワイ言いながら作るのもいいですね。
リノ:それ、楽しそうです。フィンランドでは、ツリーにジンジャークッキーがぶら下がっているお家もありましたが、クリスマスまでに少しずつ食べるのが子どものころの楽しみでした。
クミ:それもいいですね。好きな材料で、とにかく楽しく。ハッピーなクリスマスを!
第13回 クリスマススワッグ/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
オレンジや赤の花材や飾りを使うと、クリスマス感が出る。「どこに飾ろうかなぁと考えるのも楽しいですね」とリノさん。
ヘンティネン・クミ
ヘンティネン・クミ(へんてぃねん・くみ)さん
北欧フラワーデザイナーとして活躍するヘンティネン・クミさんとフィンランドでフラワーデザインを学んだ娘のリノさんが、簡単なフラワーアレンジメントを教えてくれます。
北欧フラワーデザイナー。13歳より池坊生花を学び、国内大手百貨店内のフラワーショップに10年間勤務。イギリス、オランダへ花留学したのち、1998年からフィンランドへ。北欧フラワーデザインのパイオニアであるヨウニ・セッパネン氏の専属アシスタントを務めながら、フィンランド国立KEMPELE花卉園芸学校マスターフローリスト科を卒業。ヘルシンキ市内でフラワーショップとスクールを経営後、2007年に帰国。東京・新御徒町の「LINOKA Kukka」を拠点に北欧フラワーデザインの普及に尽力している。著書に『森の植物が教えてくれた 北欧フィンランドのフラワーデザイン』(六耀社)がある。
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