コラム 暮らしを彩るワンポイントメイクアップアーティスト・レイナさんの
【人生が変わるメイク】

第4回 
自分にぴったりの太眉を

「眉の太さが定まりません」と小田嶋顕子さん(40歳)。レイナさんが大人世代におすすめの太眉についてレクチャーします。
第4回 自分にぴったりの太眉を/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】

トレンドは太眉

眉は流行が表れやすいパーツ。90年代にメイクを覚えた世代は、細眉ブームの真っただ中ではなかったでしょうか。ここ数年は、太眉がトレンド。小田嶋さんは、「どこまで太くしたらいいかわからない」のが悩みだとか。まずは、小田嶋さんのいつもの眉を再現してみました。元気いっぱいという感じはいいのですが、やや力強い印象を持たれるかもしれません。もう少し整えたほうが今っぽさがありながらも女性らしい雰囲気になると思います。

小田嶋さんコメント

「流行っているから太眉にしているのですが、似合っているかどうか疑問です」
第4回 自分にぴったりの太眉を/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
小田嶋さんの普段の眉。眉頭から眉尻まで全体が太く、凛々しすぎる印象がある。

太眉の決め手は黒目

眉の太さを決めるにあたり、目安にするのは黒目。黒目の1/2より太く、2/3くらいまでの太さがちょうどいい。さて、小田嶋さんの眉ですが、やや細くして濃くなりすぎないように整えました。どうでしょう? ヘルシーかつ、和やかな印象になったと思いませんか?眉は、目標とする形に描いてから整えるのがおすすめです。描いた眉からはみ出している部分を眉用の小さなハサミで根元からカットすれば、自眉を生かせます。

小田嶋さんコメント

「優しい太眉に仕上がってうれしいです」
第4回 自分にぴったりの太眉を/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
小田嶋さんにピッタリの眉の太さ。黒目の2/3くらいのサイズに収まっている。

上に描き足さない

大人の太眉づくりのポイントは、眉の下側に色を足すこと。眉の上側に色を足したパターンを見てください。目と眉の間が間延びして、先ほどより老けて見えると思いませんか? 眉の主張も強すぎます。アイブロウブラシは、真ん中より後ろを持って、眉の下側に色を入れるようにしてください。ぎゅっと握るように持たず、ふんわりと持つと優しい線が描けます。そして、いつもお伝えしていますが、呼吸を忘れずに。

小田嶋さんコメント

「下に描き足すのですね。今まで、上側もしっかり太くしてしまっていました」
第4回 自分にぴったりの太眉を/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
眉の上側に濃い色を入れた場合。眉の上側が飛び出して見えるせいで、目の印象が弱まっている。

太眉は目を輝かせる

小田嶋さん、ほどよい太眉になり、全体が穏やかな印象になりましたね。目の輝きも増したような気がしませんか? 流行を追うのは楽しいですが、大人世代は自分に似合うものを知ると、人生が豊かになります。メイクも、自分がどんな印象に見られたいか、どんな色が肌をつややかに見せるか、美しい横顔を作るか。そんなことを考えながら新しい大人のメイクを始めてみてください。
第4回 自分にぴったりの太眉を/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
「ナチュラルな太眉になってよかったです」(小田嶋さん)
「次回は、アイメイク。アイシャドーの色で印象が大きく変わります」(レイナさん)
レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に、『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)がある。
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