第5回
流行色で目元をハッキリ
アイシャドウはあまり使わないという小田嶋顕子さん(40歳)。レイナさんがこの秋冬に注目してほしいアイシャドウの使い方を3つ提案します。

ファーストチョイスはブラウン
前回(第4回 自分にぴったりの太眉を)、眉の描き方をマスターした小田嶋さん。アイシャドウで女性らしさをプラスしましょう。「アイシャドウは何色を選んだらいいかわからない」という方は、まずはブラウン系を選んでみてください。やさしくもかっこよくもなる万能な色です。薄い色、濃い色と2色以上が入っているアイシャドウパレットが使いやすいでしょう。
ポイントは、薄い色と濃い色の塗る範囲を変えること。最も薄い色は、アイホールの中央に入れます。アイホール全体に入れるとはれぼったく見えてしまうのでNG。中央だけに入れると、目が明るく、立体的に見え、健康的な印象を与えます。
ポイントは、薄い色と濃い色の塗る範囲を変えること。最も薄い色は、アイホールの中央に入れます。アイホール全体に入れるとはれぼったく見えてしまうのでNG。中央だけに入れると、目が明るく、立体的に見え、健康的な印象を与えます。

アイホールの中央(写真の囲み部分)に最も薄いベージュを入れて、二重幅から少しはみ出る範囲に中間色を、目のきわに最も濃いブラウンを細く入れている。

使用したアイシャドウパレットは、パーフェクトマルチアイズ 07(キャンメイク)。ドラッグストアでも購入できる手軽さがあり、中間色が豊富で使いやすい。
白目をクリアに見せるブルー
肌全体のくすみ感や、白目がにごっていると感じている方は、アイスブルーのアイシャドウはいかがでしょう。ブルーは、軽やかさや透明感を与える色。白目がクリアに見えるメリットもあり、大人世代にこそ挑戦してほしい色です。二重幅全体に入れてしまうと、インパクトが強く、やや古い印象になりますので、目頭だけに入れていきます。
小田嶋さんコメント
「白目のにごりが気になっていたので、アイシャドウでカバーできるのはうれしいですね」
アイホールの中央(写真の囲み部分)に、肌色に近いベージュ(パール入り)を塗ってふくらみ感を強調。アイスブルーを目頭(上下)に入れると、白目がくっきり、明るく見える。

使用したアイシャドウは、左からシグニチャー カラー アイズ 11(SUQQU)/ 3Dメイクシャドウ(レイクリスタル)
ボルドーは今年の人気NO.1
アイシャドウって、数年前のものを長く使っていたりしませんか? 今っぽさを演出したいなら、ぜひボルドーを選んでみてください。大人に必要な血色感と、女性らしさがプラスされるのがボルドーのいいところ。定番のブラウンに近い色味なので、実は挑戦しやすい色なんです。新しいアイシャドウを買う。ただそれだけのことのようですが、自分自身をイキイキとさせる、大きな一歩だと思います。
小田嶋さんコメント
「ボルドー、実は挑戦してみたかったんです。女性らしさが出る色ですね!」
アイホール全体にピンクベージュをのせて肌色になじませた。マスカラは黒ではなくブラウンで柔らかさを演出。

使用したアイシャドウは、シグニチャー カラー アイズ 11(SUQQU)。肌色→ベージュ→淡いピンク→ボルドーと4色でグラデーションが演出できる。
流行をおさえる
アイメイクのトレンドは暖色系。今回紹介したボルドーをはじめ、オレンジやピンクなどをアイメイクに取り入れると、おしゃれ感が出ます。トレンドは若い世代だけのものではありません。むしろ、自分の見せ方をよく知っている大人世代こそ、使いこなすことができるのだと思います。

「目元がぱっちりとしてうれしい!」(小田嶋さん)
「いらしたときよりも、生き生きとした印象になりました。アイシャドウ、ぜひご自宅でもトライしてみてくださいね」(レイナさん)
「いらしたときよりも、生き生きとした印象になりました。アイシャドウ、ぜひご自宅でもトライしてみてくださいね」(レイナさん)

レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に、『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)がある。12月に扶桑社から新刊発売予定。
小田嶋さんコメント
「ブラウンシャドウが一択目ですね。たしかに使いやすいかも」