第11回
キリっとした女性に見せたい
「キリっとかっこよく見えるメイク方法を教えてください」と鷲真由美さん(50代)。レイナさんが、今注目のネイビーをアクセントにしたメイクを紹介します。

ファンデーションは使わない
キリっとした感じに仕上げようとすると、厚化粧になってしまうとおっしゃる鷲さん。実は、厚化粧になるかならないかの大きな違いは、ポイントメイクの濃さよりも肌作りにあります。ファンデーションを塗り過ぎていませんか?シミやシワを必要以上に隠すことよりも、下地でトーンアップして、チークで血色感を足すだけで若々しく健康的に見えるんですよ。どうしても気になるシミはコンシーラーのポイント使いで十分です。ここぞというときは、ハイライトとシェーディングを加えて立体感を演出しましょう。

ベースメイクを軽めに仕上げたら、まずはピンクのポイントにチークを入れる。次に、ハイライトを指先でとり、写真の黄色のポイントに乗せてポンポンと軽く押さえるようになじませる。仕上げに、ブラシでシェーディングをとり、茶色の部分をさっとなでる。わからない程度で十分についているので、つけすぎに注意。

使用したチークは、オーキッド ブラッシュ No.3 オーキッドコーラル(シスレー)。キリッとしたメイクに仕上げたいときはオレンジ系のチークがおすすめ。ハイライトは、ヴィセ グロウ トリック<ハイライト>(コーセー)。シェーディングは、ヴィセ シェード トリック<シェーディング>(コーセー)。
離れ目さんは眉頭に影を
眉は色みを少し濃くするとキリッと見せることができます。また、鷲さんのように、目がやや離れている方は、アイブロウの一番薄い色をブラシにとり、眉頭から目頭にかけて薄くノーズシャドウを入れてあげると目と目の間が狭まって見せられます。逆に、両目の間隔が狭い方は、きつく見られてしまうため、これはしないほうがよいでしょう。
鷲さんコメント
「ブラシでサッとなでる程度でいいんですね。簡単だから普段のメイクに取り入れてみます!」
ノーズシャドウは、眉を描くときの仕上げに、アイブロウパウダーの一番明るい色をアイシャドウブラシに取り、写真の茶色の部分、眉頭から目頭にかけてさっとなじませる。

眉を仕上げるのに使用したのは、ヴィセ リシェ アイブロウパウダー BR-2<眉墨>(コーセー)と、ナチュラグラッセ アイブロウペンシル 02(ネイチャーズウェイ)。アイブロウパウダーは、3色あるとノーズシャドウにも使えて便利。
アイメイクはカラーを楽しむ
アイメイクは、クールな印象のブルーをベースにしてみましょう。アイシャドウは水色です。「バブルっぽくなってしまうのでは?」と躊躇される大人世代の方も多いのですが、最近のアイシャドウは透明感があって、昔の発色とは大違い。オレンジのチークと組み合わせるととてもおしゃれな印象になります。アイライナーやマスカラもカラーのものが続々登場しています。最初に挑戦するなら、アイシャドウと同系色のネイビーがおすすめ。深みのある色はしっくりなじみます。
鷲さんコメント
「初めてのカラーマスカラ。ネイビーは取り入れやすい色で気に入りました。」
写真のピンクの部分にベージュのシャドウを入れて光を演出。カラーのアイシャドウは目のキワに沿うようにブラシを動かし、二重からややはみ出るくらいまで色を乗せる。目じりの下側にちょっと乗せてあげるとなじむ。

ブルーのシャドウに、ネイビーのアイラインとマスカラを合わせた。同系色でそろえるとまとまりがよくなる。

使用したアイシャドウは、ルナソル アイカラーレーション EX31 アクアリフレクション[アイシャドウ](カネボウ)。カラーマスカラは、エテュセ アイエディション (マスカラ) エアリーマットタイプ 01. ラベンダーブラック(エテュセ)。アイライナーは、UZU アイオープニングライナー ダークネイビー(フローフシ)。
大人から流行を発信する
リップはチークと同系色のオレンジで仕上げました。ネイビーとオレンジを組み合わせると華やかでかっこよくなるんです。ぜひ、みなさんも挑戦してみてください。ファッションやメイクの流行はどうしても若い世代が中心に感じられるかもしれませんが、自分のことをよく知っている大人世代こそ、流行のアイテムを使いこなすことができるのだと思います。かっこいい大人の存在が若い世代の励みになります。


「キリッとしているだけでなく、どこか優しい雰囲気のメイク。新しいアイテムも教えていただきましたので、帰ってからいろいろためしてみようと思います」(鷲さん)
「ネイビー×オレンジがここまで似合うとは!とてもかっこいいですね」(レイナさん)
「ネイビー×オレンジがここまで似合うとは!とてもかっこいいですね」(レイナさん)

レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に、『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)がある。
鷲さんコメント
「厚化粧を避けるために、リップやアイメイクを薄くすることばかり考えていました。ベースメイクが大事なんですね。」