コラム 暮らしを彩るワンポイントメイクアップアーティスト・レイナさんの
【人生が変わるメイク】

第13回 
落ちないリップは大人の味方

気兼ねなくランチできるようになりました。気になるのはリップ。「食事中から色が落ちた唇はどうしても老けて見えてしまう」という田中彩音さん(仮名)に、レイナさんから食後もきれいに見えるリップメイクを教えてもらいました。
第13回 落ちないリップは大人の味方/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】

アイメイクは光で華やかに

コロナ禍を経て、久しぶりに友人とランチをするという人も増えてきました。普段、飲食店で働いている田中さんは、ずっとマスクを付けていることもあり、友人と食事をするときに素顔を見せるのにやや抵抗があるのだそう。向かい合って食事をするとき、最も目線が行くのはどこでしょう。そう、目元と口元です。まっすぐ相手を見ているとき、料理に目を落としているとき、どの角度から見ても印象的なアイメイクと、食事前後で変わらずに美しいリップメイクを紹介しましょう。

まずは、アイメイク。田中さんの目はぱっちりとしているので、濃い目のアイシャドウを乗せたり、しっかりアイラインを引いたりすると派手になってしまうので、クリームタイプのアイシャドウで濡れたようなツヤ感をプラスしましょう。目を伏せるたびに目元に光が当たり、上品な印象に仕上がります。

田中さんコメント

「スティックタイプのアイシャドウ、初めて使いました。するっと簡単に色を乗せられるのがいいですね」
第13回 落ちないリップは大人の味方/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
2色のスティックアイシャドウで陰影を演出。上まぶたは、二重幅から少しはみ出すくらいまでブラウン系のアイシャドウをひいて、手でぼかして影を作る。下まぶたは、目のキワにピンクベージュ系のアイシャドウをひいて光を与える。黒目の下だけ多めに色を乗せると白目を大きく見せられる。
第13回 落ちないリップは大人の味方/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
上まぶたに使用したアイシャドウは、ロングウェア クリーム シャドウ スティック ゴールデンアンバー(ボビイブラウン)。下まぶたには、同、ベリーニを使用。マスカラはパーマネントカールマスカラ WP(ファシオ)。

トレンドはリップティント

唇は、年齢とともに痩せて薄くなり、乾燥などによってくすんでいくもの。リップは、大人世代の必須アイテムです。ただ、食事中にリップが落ちてしまうと、余計に老けて見えてしまいます。そこで、積極的に取り入れて欲しいのは、リップティント。口紅やグロスと違って、染めたような色づきで、落ちにくいのが特徴です。透明感のあるものを選び、しっかり直塗りしたら、一回ティッシュオフ。この時点で唇に色が入っていますが、さらにその上から好きな色味のリップを乗せるとさらに色持ちがよく、食べたり飲んだりしても、血色のよい唇が保てます。

田中さんコメント

「ティントを使うのは初めて。色落ちしにくいのは安心です。マスクに色移りしにくいというのもいいですね」
第13回 落ちないリップは大人の味方/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
ティントは、直塗りで上下の中央に舞妓さんのように色を乗せたあと、口角から中央に向かって塗る。全体に色がついたら、上唇と下唇を合わせて「ん-ぱっ」とする。ティッシュで余分な油分を取るとよりなじむ。
第13回 落ちないリップは大人の味方/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
仕上げは、好きな色のリップ。ここでは、ティントの色味に合わせて、オレンジ系でヘルシーな印象に仕上げた。
第13回 落ちないリップは大人の味方/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
使用したティントは、オペラ リップティント N 17 ピーチグロウ(オペラ)。リップは、ファシオ ヒトヌリ ルージュ<リップカラー>03 (ファシオ)。

メイクの話をしよう!

少しずつ世の中が平常運転に戻り、会いたい人にも会えるようになりました。久しぶりに人と会うのはちょっと緊張しますが、メイクをすると前向きな気持ちになれます。マスクを取ったら、つややかで血色の良い口元が笑っている。ふと、伏せた目元には自然なツヤがある。「そのリップどこの?アイシャドウは何を使ってるの?」そんな会話ができたら楽しいですね!ぜひ、メイク談議に花を咲かせてくださいね。
第13回 落ちないリップは大人の味方/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
「リップをつけたら、なんだか背筋が伸びたような気がします」(田中さん)
「気合が入るんですよね。メイクを味方につけて、はつらつとした毎日を!」(レイナさん)
レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に、『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)がある。
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