第22回
困り顔を元気な顔に
「なんか悩んでる?」と聞かれることが多いという碓水美奈子さん(54歳)。レイナさんが、元気な顔に見せるメイク前のマッサージと下地のつけ方を紹介します。

呼吸、止めていませんか?
碓水:50歳を過ぎてから、悩んでいないのに「悩んでいる?」とか聞かれることが増えたように感じます。
レイナ:碓水さんの表情癖なのかもしれませんが、お話するときにぎゅっと眉間に力が入りませんか?
碓水:そうなんです。困り顔ってよく言われます。
レイナ:人に気遣ったり、頭を使って考えたりすることが多い方は、無意識のうちに呼吸を止めてしまいがち。呼吸が止まると筋肉が硬直して、顔がこわばってしまうんです。メイク前に、呼吸に合わせてマッサージを行うと、柔らかい表情になりますよ。
碓水:呼吸ですか。意識していませんでした。ぜひ、呼吸に合わせたマッサージの方法、教えてください。
レイナ:碓水さんの表情癖なのかもしれませんが、お話するときにぎゅっと眉間に力が入りませんか?
碓水:そうなんです。困り顔ってよく言われます。
レイナ:人に気遣ったり、頭を使って考えたりすることが多い方は、無意識のうちに呼吸を止めてしまいがち。呼吸が止まると筋肉が硬直して、顔がこわばってしまうんです。メイク前に、呼吸に合わせてマッサージを行うと、柔らかい表情になりますよ。
碓水:呼吸ですか。意識していませんでした。ぜひ、呼吸に合わせたマッサージの方法、教えてください。
【眉間とおでこの凝り取りマッサージ】

1 両手の中指と薬指全体を眉間に置き、生え際に向かって圧をかけながら押し上げます。圧をかけるときは息を吐きながら行うのがポイントです。目が楽に大きく開くような感覚になるまで繰り返します。毎日のように続けていると、年を重ねるほどに平面的になりがちなおでこが丸く立体的になっていきます。

2 1の途中で、指をこめかみまでスーッと動かします。こめかみを指の腹できゅっと押してあげると目の疲労にも効果的です。こちらも圧をかけるときは息を吐きながら。1と2を何度か繰り返すうちに、おでこ全体が柔らかく感じられるようになるはずです。
【口元を柔らかくするほほのマッサージ】

口元の表情が硬くなっている方や、ほうれい線が気になる方は、気づかぬうちに食いしばっていることが多く、ほほの筋肉が凝り固まっています。中指と薬指の腹を上あごと下あごの蝶つがい部分に置き、内から外に向かって半円を描くように押します。痛気持ちいいくらいの加減で、ほほがほぐれるまで行いましょう。
下地で顔の影を消す
碓水:こんなにしっかり顔を触ったのは久しぶりです。
レイナ:顔のこわばりも取れ、血行もよくなりましたね。さあ、下地を塗っていきましょう。
碓水:下地って日焼け止めではだめでしょうか。
レイナ:下地は「メイクアップベース」「化粧下地」「コントロールカラー」などと書かれている商品で、肌の色ムラや凹凸を整え、メイクの持ちがよくなるように処方されています。上手に使うと、ファンデーションなしでも自然できれいな肌に見せられます。
碓水:そうなんですね。
レイナ:顔のこわばりも取れ、血行もよくなりましたね。さあ、下地を塗っていきましょう。
碓水:下地って日焼け止めではだめでしょうか。
レイナ:下地は「メイクアップベース」「化粧下地」「コントロールカラー」などと書かれている商品で、肌の色ムラや凹凸を整え、メイクの持ちがよくなるように処方されています。上手に使うと、ファンデーションなしでも自然できれいな肌に見せられます。
碓水:そうなんですね。
【下地のつけ方】

下地を手のひらに出し、指の腹に取ったら影の気になる部分、明るく見せたい部分(写真)に下地をのせて、外側に向かって薄く伸ばします。顔の中央にたっぷり、フェイスラインにほんのりつくことで、立体感のある仕上がりになります。この後、ファンデーションをつけたい方は、ほほの赤みや目の下など肌の色を整えたい部分のみにすると素肌感が演出できます。

使用した下地は、ミキモト コスメティックス パール エッセンス プライマー(御木本製薬)。ファンデーションは、ポーラ B.A セラムクッションファンデーション N3(ポーラ)。
ありのままの美しさを引き出す
碓水:下地と少しのファンデーションでこんなに肌がきれいになるんですね。
レイナ:そうですね。マッサージでおでこや口元がだいぶほぐれたおかげで、ふっくらと健康的になったのも大きいと思います。
碓水:鏡に向かうたびに「こんな自分嫌だな」と思うことも多かったのですが、マッサージとメイクを味方につけたらもう少し自信が持てそうです。
レイナ:マッサージとメイクは、イキイキとした人生を送るためのエネルギーです。碓水さんのありのままの美しさを引き出す力になってくれるはずです。
レイナ:そうですね。マッサージでおでこや口元がだいぶほぐれたおかげで、ふっくらと健康的になったのも大きいと思います。
碓水:鏡に向かうたびに「こんな自分嫌だな」と思うことも多かったのですが、マッサージとメイクを味方につけたらもう少し自信が持てそうです。
レイナ:マッサージとメイクは、イキイキとした人生を送るためのエネルギーです。碓水さんのありのままの美しさを引き出す力になってくれるはずです。

「次回は、さらに自信をつけてもらえるメイク術を紹介します!」(レイナさん)
「楽しみです!」(碓水さん)
「楽しみです!」(碓水さん)

レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『「いくつになってもキレイな人」のメイク』(三笠書房)、『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)。