第25回
色を楽しむポジティブメイク
イメージコンサルタントの栗田文緒さん(46歳)、2回目の登場です。「ふだんは使わない色に挑戦したい」という栗田さんの想いにレイナさんが応えます。

「イエベ」「ブルベ」にこだわらない
栗田:イメージコンサルタントの仕事では、お客さまのパーソナルカラーを診断することも多いのですが、同時にいろんな色を使ってみたいという気持ちも応援したいんですよね。
レイナ:たしかに、イエローベースが似合う人は「イエベ」、ブルーベースが似合う人は「ブルベ」など、SNSなどで発信する人も多いせいか、以前よりも気になっている方は増えていますよね。
栗田:私自身がイエベなので、メイクもファッションも黄色やベージュ、茶色が多く、青系の服を選ぶことはほとんどありません。
レイナ:そうなんですね。でも、もし青系の服を着たいときは、メイクでブルーベースの肌に仕上げれば大丈夫ですよ。
栗田:え!私の肌でも可能なんでしょうか?
レイナ:もちろん。自由に好きな色の服を着て楽しむために、メイクの力を借りましょう!
レイナ:たしかに、イエローベースが似合う人は「イエベ」、ブルーベースが似合う人は「ブルベ」など、SNSなどで発信する人も多いせいか、以前よりも気になっている方は増えていますよね。
栗田:私自身がイエベなので、メイクもファッションも黄色やベージュ、茶色が多く、青系の服を選ぶことはほとんどありません。
レイナ:そうなんですね。でも、もし青系の服を着たいときは、メイクでブルーベースの肌に仕上げれば大丈夫ですよ。
栗田:え!私の肌でも可能なんでしょうか?
レイナ:もちろん。自由に好きな色の服を着て楽しむために、メイクの力を借りましょう!

栗田さんが着てみたい色は淡いパープル。「実は昔から好きな色なんです」と栗田さん。
下地の色がポイント
レイナ:イエロー系の肌の方がブルー系の服を着るときにおすすめの下地は、ラベンダーベージュです。ベージュが入っているからなじむんですよ。襟元まで開いている服の場合は、首元まで塗るとより自然な印象になります。
栗田:ほんとですね。違和感がないです。
レイナ:下地の色さえ押さえておけば、この後に乗せるフューシャピンクのチークや、パープルのアイシャドウも浮かず、ナチュラルな印象に仕上げられます。
栗田:ほんとですね。違和感がないです。
レイナ:下地の色さえ押さえておけば、この後に乗せるフューシャピンクのチークや、パープルのアイシャドウも浮かず、ナチュラルな印象に仕上げられます。

ラベンダーベージュの下地は広めに首元まで伸ばし、フューシャピンクのクリームチークで自然な血色感をプラス。薄いパープルのアイシャドウをアイホール全体に乗せてポイントに。ラベンダー色のパウダーチークをほほ、生え際、あご周りなどにふんわり乗せてなじませました。リップは青みのあるベージュピンク。

使用した下地は、ミネラルインナートリートメントベース ラベンダーベージュ(エトヴォス)。クリームチークは、MC リップ&チークカラー(御木本製薬)。

使用したパウダーチークは、チークポップ パンジーポップ(クリニーク ラボラトリーズ)。アイシャドウは、ルナソル アイカラーレーションN EX02(カネボウ化粧品)。リップは、ヴィセ ネンマクフェイク ルージュ 夜明けの人魚(コーセー)。
メイクもファッションも好きなものを!
レイナ:栗田さん、パープルのシャツもいいですね。
栗田:自分でも「似合う!」って思ってしまいました。メイクのおかげですね。
レイナ:本来、メイクもファッションも自分が楽しむためのもの。あまり「私はこうだから」と決めつけずに好きなものを取り入れて、もっと自由に、ハッピーに毎日を過ごしてほしいなと思います。
栗田:本当にその通りですよね。今日のメイク体験は、イメージコンサルタントの仕事にも活かしていきたいと思います!
栗田:自分でも「似合う!」って思ってしまいました。メイクのおかげですね。
レイナ:本来、メイクもファッションも自分が楽しむためのもの。あまり「私はこうだから」と決めつけずに好きなものを取り入れて、もっと自由に、ハッピーに毎日を過ごしてほしいなと思います。
栗田:本当にその通りですよね。今日のメイク体験は、イメージコンサルタントの仕事にも活かしていきたいと思います!

「ラベンダーベージュのベースによって肌の透明感がぐっと上がっていますね。イエベの私と比較するとよくわかります」とレイナさん。
「下地がポイントとは驚きました。服によって使い分けていきたいなと思います」(栗田さん)。
栗田さんのイエローベースの仕上がりは前回のコラム(第24回 メイク前の3ステップケアで変わる!)を参照してください。
「下地がポイントとは驚きました。服によって使い分けていきたいなと思います」(栗田さん)。
栗田さんのイエローベースの仕上がりは前回のコラム(第24回 メイク前の3ステップケアで変わる!)を参照してください。

レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『「いくつになってもキレイな人」のメイク』(三笠書房)、『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)。