第26回
派手顔さんのマイルドメイク
「派手な顔立ちで、きつく見られることが多い」という三味線・箏奏者の渡理潤子さん(40代)。マイルドな雰囲気に仕上げるポイントをレイナさんに教えてもらいました。

ファンデーションは塗らない
レイナ:渡理さん、眉もしっかりしていて、目力もあって、とっても華やかなお顔立ちですね。
渡理:ありがとうございます。三味線と箏の奏者をやっているので、舞台に立つときはいいんですが、自分の子どもたちの学校行事などに参加するときはもう少し薄く……というか、「きつい人」と思われたくないんですよね。
レイナ:眉と目は渡理さんのチャームポイントですから、そこは活かしつつ、少し親しみやすく、ヘルシーに見えるメイクに挑戦してみましょう。
渡理:ありがとうございます。しっかり勉強していきたいと思います!
レイナ:まずはベースメイク。顔全体にファンデーションをしっかり塗ってしまうと、どうしてもきちんとしすぎた印象になってしまいます。また、首よりも顔が浮いて見えやすいため、下地を顔の中心に薄く伸ばす程度にしておきましょう。気になるところにコンシーラーを乗せる程度にしておくのが、自然に見せるポイントです。
渡理:そうなんですね。舞台メイクはファンデーションをしっかり塗るので、下地だけというのは新鮮です。
渡理:ありがとうございます。三味線と箏の奏者をやっているので、舞台に立つときはいいんですが、自分の子どもたちの学校行事などに参加するときはもう少し薄く……というか、「きつい人」と思われたくないんですよね。
レイナ:眉と目は渡理さんのチャームポイントですから、そこは活かしつつ、少し親しみやすく、ヘルシーに見えるメイクに挑戦してみましょう。
渡理:ありがとうございます。しっかり勉強していきたいと思います!
レイナ:まずはベースメイク。顔全体にファンデーションをしっかり塗ってしまうと、どうしてもきちんとしすぎた印象になってしまいます。また、首よりも顔が浮いて見えやすいため、下地を顔の中心に薄く伸ばす程度にしておきましょう。気になるところにコンシーラーを乗せる程度にしておくのが、自然に見せるポイントです。
渡理:そうなんですね。舞台メイクはファンデーションをしっかり塗るので、下地だけというのは新鮮です。

透明の化粧下地で、肌の凹凸や色むらを整えましょう。透明なので、首と顔の色の差が出ず、自然な印象に仕上がります。下地を手のひらに出し、指の腹に取ったら目の下から外側に向かって塗り広げます。さらに、立体感をプラスしたいなら、明るめのコンシーラーを、目の下、Tゾーン、あごに乗せて、指でなじませるといいでしょう。

使用した下地は、スムースアフェア ブライトニング(ジェーン・アイルデール)。コンシーラーは、スキン タッチアップ パレット フェア トゥ ライト 1(ボビイブラウン) 。
ポイントは外側に
レイナ:渡理さんは、眉と目のパーツが内側寄りなので、しっかり者に見えるのと同時に、場合によっては険しく見えてしまうこともあると思います。今回のようにマイルドな印象に仕上げたいときは、外側にポイントを持ってくるようにしましょう。
渡理:外側ですか。具体的にはどうするんですか?
レイナ:眉は、内側をほんの少しカットして、眉尻を少しだけ書き足します。アイシャドウは目の中心より目尻側に向かって広めに、マスカラも外側に流すようにすると、よりバランスがよく見えますよ。
渡理:マスカラは下まつげにもつけるんですね。
レイナ:はい。目からあごまでの距離が短くなることで、少しかわいらしい雰囲気になります。
渡理:外側ですか。具体的にはどうするんですか?
レイナ:眉は、内側をほんの少しカットして、眉尻を少しだけ書き足します。アイシャドウは目の中心より目尻側に向かって広めに、マスカラも外側に流すようにすると、よりバランスがよく見えますよ。
渡理:マスカラは下まつげにもつけるんですね。
レイナ:はい。目からあごまでの距離が短くなることで、少しかわいらしい雰囲気になります。
【眉メイク】

顔のパーツが内側寄りの方は、小鼻のふくらみの上部分から眉のほうに延長線を引いたときにはみ出る部分をカットすると、自然にやさしい雰囲気になります。また、明るめのブラウンの眉マスカラは、逆毛を立てるようにつけると眉の毛並みを活かした今っぽい眉に仕上がります。
【アイメイク】

アイシャドウはマットなブラウンを目の中央から目尻側に向かって、1.5cmほど外側にはみ出すようにつけて、目頭から目の中央までは、パールの入った明るい色をつけます。また、まつ毛は目尻側にしっかりカールがかかるように、ビューラーで斜め上に上げてから、マスカラ下地でキープ。下まつ毛にもしっかりマスカラをつけます。

使用した眉マスカラは、ケイト 3DアイブロウカラーZ ナチュラルブラウン(カネボウ)。アイシャドウペンシルは、ロングウェア デュアルエンド クリーム シャドウ スティック 03 ゴールデンピンク/トープ(ボビイブラウン)。マスカラ下地は、エテュセ アイエディション<マスカラベース>(エテュセ)。
スマイルで柔らかさをプラス!
渡理:おでこをこんなに出すのも久しぶりです。ちょっと恥ずかしいですが、眉毛がチャームポイントだと言っていただけてうれしかったです。
レイナ:渡理さん、いらしたときよりもずっと笑顔が増えましたね。マイルドメイクの仕上げは、やっぱりスマイル。ニコニコ笑っている人には親しみやすさを感じます。
渡理:そうですね。緊張していたりすると、どうしても眉間に力が入ってしまうのですが、自分のよさを活かして自信を持てると、自然と顔がゆるむ気がします。
レイナ:それはよかったです。そのままで素敵なのですから、メイクをするときも、呼吸を忘れず、ぜひリラックスした状態で行ってくださいね。
レイナ:渡理さん、いらしたときよりもずっと笑顔が増えましたね。マイルドメイクの仕上げは、やっぱりスマイル。ニコニコ笑っている人には親しみやすさを感じます。
渡理:そうですね。緊張していたりすると、どうしても眉間に力が入ってしまうのですが、自分のよさを活かして自信を持てると、自然と顔がゆるむ気がします。
レイナ:それはよかったです。そのままで素敵なのですから、メイクをするときも、呼吸を忘れず、ぜひリラックスした状態で行ってくださいね。

「舞台メイクとは違う、日常的に使えるテクニック満載で楽しかったです」(渡理さん)。
「今回はアイメイクを中心に紹介しましたが、次回はリップとチークを。真っ赤なリップに挑戦してみましょう」(レイナさん)
「今回はアイメイクを中心に紹介しましたが、次回はリップとチークを。真っ赤なリップに挑戦してみましょう」(レイナさん)

レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクレッスン、グループレッスンを行うほか、プロ向けの教室、研究室も主宰する。著書に『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『「いくつになってもキレイな人」のメイク』(三笠書房)、『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)。