第30回
クマ取りマッサージ&メイク
目の下のクマが気になるという安永由香さん(40歳)。レイナさんがクマを軽減するマッサージとコンシーラーの使い方を紹介します。

1分でクマ軽減
安永:若いころから目の下のクマが悩み。コンシーラーで隠してきましたが、厚塗りになってしまうんですよね。もう、どうしたらいいか……。
レイナ:厚塗りは避けたいですよね。まずは、呼吸に合わせて目の周りをやさしくマッサージしてあげましょう。
安永:マッサージって、黒ずんでいるクマにも効果あるのでしょうか。
レイナ:1回ですべてのクマがなくなるというわけではありませんが、呼吸に合わせてマッサージをすることで血流がよくなり、滞りがなくなるので、目の周りに明るさが出て、たるみも軽減されます。たった1分でできるマッサージなので、ぜひ、毎日続けてもらい、その変化を実感してもらいたいなと思います。
安永:育児と仕事であまり自分に時間をかけられないので、1分はありがたい!早速、教えてください。
レイナ:厚塗りは避けたいですよね。まずは、呼吸に合わせて目の周りをやさしくマッサージしてあげましょう。
安永:マッサージって、黒ずんでいるクマにも効果あるのでしょうか。
レイナ:1回ですべてのクマがなくなるというわけではありませんが、呼吸に合わせてマッサージをすることで血流がよくなり、滞りがなくなるので、目の周りに明るさが出て、たるみも軽減されます。たった1分でできるマッサージなので、ぜひ、毎日続けてもらい、その変化を実感してもらいたいなと思います。
安永:育児と仕事であまり自分に時間をかけられないので、1分はありがたい!早速、教えてください。
【① 目元のマッサージ】

①両目頭にそれぞれ中指の腹を置き、息を吐きながら目の下をやさしくなでるように、こめかみに向かって指を動かします。指の先端ではなく、腹を使うのもポイントです。
②こめかみをきゅっと中指で押したら、息を吸って、もう一度両目頭に中指を置きます。
③息を吐きながら、目の上をやさしくなでるように、こめかみに向かって指を動かします。
①から③を数回繰り返します。
②こめかみをきゅっと中指で押したら、息を吸って、もう一度両目頭に中指を置きます。
③息を吐きながら、目の上をやさしくなでるように、こめかみに向かって指を動かします。
①から③を数回繰り返します。
【② こめかみから鎖骨までなでおろす】

①で目元のマッサージを行った後は、こめかみに老廃物が溜まっている状態をイメージしてください。手のひらをこめかみに当て、耳の前→首→鎖骨へとなでおろします。3回ほど繰り返しましょう。
3色コンシーラー
安永:目元がぽかぽかと温かくなっています。
レイナ:強く押したりこすったりしなくても、呼吸に合わせてやさしくなでるだけで流れがよくなるんですよね。さて、日焼け止め下地を塗ったら、コンシーラーでカバーしていきましょう。
安永:3色も使うんですか?
レイナ:ベージュ1色だと変化が感じられずに、どうしても厚く塗ってしまうんですよね。1色目は、一番明るい色で光をプラス。2色目は赤みがかった色で血色をプラス。3色目のベージュでほかの肌から浮かないようになじませるといったイメージです。
安永:なるほど。
レイナ:仕上げはチーク。目の下までうっすら入れてあげることで、コンシーラーが肌全体になじみ、血色もアップします。
レイナ:強く押したりこすったりしなくても、呼吸に合わせてやさしくなでるだけで流れがよくなるんですよね。さて、日焼け止め下地を塗ったら、コンシーラーでカバーしていきましょう。
安永:3色も使うんですか?
レイナ:ベージュ1色だと変化が感じられずに、どうしても厚く塗ってしまうんですよね。1色目は、一番明るい色で光をプラス。2色目は赤みがかった色で血色をプラス。3色目のベージュでほかの肌から浮かないようになじませるといったイメージです。
安永:なるほど。
レイナ:仕上げはチーク。目の下までうっすら入れてあげることで、コンシーラーが肌全体になじみ、血色もアップします。
【クマ解消アイテム】

使用したコンシーラーは、セザンヌ パレットコンシーラー ハイカバー 00ライトトーン(セザンヌ化粧品)。チークは、SUQQU ブラーリング カラー ブラッシュ 01淡音 AWAOTO(エキップ)。
【コンシーラーの3色使い】

①3色のコンシーラーのうち、最も明るい色(白)を薬指で取り、手の甲に乗せて軽く練るように混ぜます。最もクマが気になる部分に乗せ、目の下全体から目の上まで指の腹でポンポンとおさえるようにして塗ります。
②次に、真ん中の色(ピンク)を、同じように薬指で取って手の甲で混ぜ、①で塗った部分にポンポンと重ねるように塗ります。
③最後に、暗い色(ベージュ)を、同じように薬指で取って手の甲で混ぜ、②よりもやや広範囲(指1本分程度)に重ねて塗ります。①②③とも、伸ばして塗り広げるのではなく、ポンポンと薄く重ねると、少量でもうまくカバーできます。
②次に、真ん中の色(ピンク)を、同じように薬指で取って手の甲で混ぜ、①で塗った部分にポンポンと重ねるように塗ります。
③最後に、暗い色(ベージュ)を、同じように薬指で取って手の甲で混ぜ、②よりもやや広範囲(指1本分程度)に重ねて塗ります。①②③とも、伸ばして塗り広げるのではなく、ポンポンと薄く重ねると、少量でもうまくカバーできます。
【目の下チーク】

チークをブラシに取り、黒目の外側と小鼻のつけ根の交点からこめかみに向かってブラシを動かして色を乗せます。ブラシに残ったチークは、目の上、顔周りをなでるようにしてつけると、顔全体が血色よく見えます。このとき、クマが気になる人は、目の下にもつけるようにします。

コンシーラーとチークの相乗効果でクマが軽減し、顔全体の血色がよくなっているのがわかります。
呼吸を忘れずに
安永:久しぶりにちゃんと自分の顔に触れた気がします。
レイナ:お仕事に育児と、自分のための時間ってなかなか取れないですよね。でも、1分だけのマッサージなら、スキンケアやメイクのついでにさっと行えるでしょう。
安永:はい。呼吸をしながらやさしく肌に触れるのが、思いのほか気持ちよかったので、続けられそうです。
レイナ:がんばっている方ほど呼吸を止めがち。呼吸が止まると酸素も血液も十分に回らなくなるので、クマやクスミの原因にもなります。
安永:呼吸、意識してみます。
レイナ:そうですね。呼吸は、メイクのときも大切です。うまくいかないなーというときは、呼吸が止まっていることもあります。ちょっと意識してみるだけで、メイクのできも変わってくるんですよ。次回は、鼻のマッサージ。これも気持ちいいですよ。お楽しみに!
レイナ:お仕事に育児と、自分のための時間ってなかなか取れないですよね。でも、1分だけのマッサージなら、スキンケアやメイクのついでにさっと行えるでしょう。
安永:はい。呼吸をしながらやさしく肌に触れるのが、思いのほか気持ちよかったので、続けられそうです。
レイナ:がんばっている方ほど呼吸を止めがち。呼吸が止まると酸素も血液も十分に回らなくなるので、クマやクスミの原因にもなります。
安永:呼吸、意識してみます。
レイナ:そうですね。呼吸は、メイクのときも大切です。うまくいかないなーというときは、呼吸が止まっていることもあります。ちょっと意識してみるだけで、メイクのできも変わってくるんですよ。次回は、鼻のマッサージ。これも気持ちいいですよ。お楽しみに!

「目元が明るいだけで、こんなに元気そうに見えるなんてびっくりです」(安永さん)
「次回は、ハイライトとシェーディングで小鼻メイクに挑戦しましょう」(レイナさん)
「次回は、ハイライトとシェーディングで小鼻メイクに挑戦しましょう」(レイナさん)

レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクセッションを行うほか、プロ向けの研究室も主宰する。著書に『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『「いくつになってもキレイな人」のメイク』(三笠書房)、『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)。