コラム 暮らしを彩るワンポイントメイクアップアーティスト・レイナさんの
【人生が変わるメイク】

第34回 
乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”

「冬は乾燥してメイクが崩れるのが悩み」と話す鍼灸師の小林加奈さん(49歳)。レイナさんが、乾燥と崩れを防ぐベースメイクのポイントを紹介します。
第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】

タイミングと量

小林:ベースメイクはわりとしっかりするほうなんですが、冬は乾燥がひどくてカサカサしたり、よれたり……。日中にお直しするのも面倒なのでそのままにしちゃうんですが(笑)。
レイナ:朝のメイクで1日過ごせたらいいですよね。乾燥、崩れを防ぎつつ、肌をつややかに見せる「つやベース」のメイクテクニックを紹介しますね。ポイントはたった4つですから、ぜひ覚えて帰ってください!

【つやベースポイント①スキンケアがなじんでから】

第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
まずは、メイクに入る前にしっかりスキンケアをなじませましょう。指で顔を触ったときに、「ぬるっ」と滑るようなら、もう少し手を当ててなじませてください。余計な水分や油分があると、ベースやファンデーションが肌にフィットせず、崩れの原因になってしまいます。

【つやベースポイント②下地もファンデも少なめに】

下地

第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】

ファンデーション

第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
下地もファンデーションも少量を手に取って(写真)、ほほに広めに伸ばし、おでこ、あごに残った分を乗せてください。ほほからこめかみ、あごから口周りにのばしたら、手に残ったものを目の周りや鼻筋に伸ばします。額は、中央から生え際まで放射状に伸ばします。下地もファンデーションも輪郭まできっちり塗らなくても大丈夫。むしろ、量のメリハリで自然な陰影ができることにより、小顔効果が生まれます。

水分を含ませる

レイナ:下地とファンデーションはとにかく、量に気をつけたいですね。プッシュタイプの下地/ファンデーションでしたら、ワンプッシュを押し切ってしまうと多すぎるので、軽く半プッシュから8割プッシュくらいを目安にしてみてください。
小林:はい!
レイナ:ここまでは季節問わずに行ってほしい、ベースメイクの基本です。ここからは、冬の特別テクニックをお伝えしますね。
小林:ポイントはあと2つですね。早速、お願いします。

【つやベースポイント③水スポンジでなじませる】

第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
大きめのスポンジに水を含ませてしっかり絞ったら、顔全体、内側から外側に向かって、スポンジの面を大きく使って軽い力でポンポンとパッティングします。このひと手間でよりファンデーションがぴったりと肌になじみます。

【つやベースポイント④仕上げにミスト化粧水】

第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
仕上げにミストタイプの化粧水を顔全体にふわっとかけます。メイクの上から使えるミスト化粧水、あるいは乾燥肌用のメイクキープミストなどでもOK。

【つやベースアイテム】

第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
下地は、ダブル ウェア セカンド スキン クリーム プライマー(エスティローダー)。ファンデーションは、ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ 17 ボーン(エスティローダー)。スポンジは、バリュースポンジ ダイヤ型タイプ M 6P(ロージーローザ)。ミスト化粧水は、スクワランスパローション(ハーバー)。

つやベースで元気肌に

小林:ふだんの顔と全然違います。プリッとしていて、つやつやしていて、これが理想の肌でした(笑)。
レイナ:大人のベースメイクは、マットに仕上げるよりも、つややかに仕上げるほうが、ヘルシーで若々しい印象になります。「つやをアップする」系のメイクアイテムは多々ありますので、いろいろ試してみてください。
小林:それにしても、水スポンジは、目からうろこでした。
レイナ:それはよかったです。乾燥の季節は寒くて、体も心も縮こまりがちですから、せめて肌はイキイキ元気でいたいものです。ぜひ、つやベースを味方につけてくださいね。
第34回 乾燥&崩れを防ぐ“つやベース”/メイクアップアーティスト レイナさんの【人生が変わるメイク】
「理想のつや肌に仕上がって感激です」(小林さん)
「よかったです!ぜひ、4つのポイントを普段のベースメイクに取り入れてくださいね」(レイナさん)
レイナ(れいな)さん
メイクアップアーティスト。1978年生まれ。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社勤務を経て、2006年より独立。その人本来の美しさを引き出すナチュラルメイクを得意とし、女優やタレント、文化人などから指名を受ける。美容誌・女性誌の美容企画の監修、連載のほか、CM・Webなどで活躍。20年以上のキャリアでのべ1万人以上の肌に触れた経験から、化粧品の開発にもかかわる。メイクアップサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。完全予約制のプライベートメイクセッションを行うほか、プロ向けの研究室も主宰する。著書に『眉の本』(光文社)、『いくつになってもキレイになれる』(主婦の友社)、『「いくつになってもキレイな人」のメイク』(三笠書房)、『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)。
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