第64回
いちごのキャラメルアイスクリーム
いちごの香気と酸味は春のご馳走。ビターキャラメルのフレーバーが加わって、手作りならではの贅沢な味。

砂糖+生クリーム=キャラメル
4つの材料でシンプルに作るいちごのアイスクリームです。生クリームと砂糖はアイスクリームの基本材料ですが、キャラメルの材料でもあることをお忘れなく。製菓の途中でちょっとだけ砂糖と生クリームを取り分けて、キャラメルソースを作ってみてください。材料の種類は変わらないのにキャラメルフレーバーのいちごアイスクリームに味変できます。いちごは高価なものでなくてOK。ジャム用の小粒いちごで作ってもおいしい。
材料は4つだけ
材料はいちご、マスカルポーネチーズ、生クリーム、グラニュー糖の4つ。マスカルポーネチーズを加えるとコクが出ます。いちごを潰しながらグラニュー糖40gと混ぜます。砂糖粒がなくなったら、マスカルポーネチーズと生クリーム170gを泡立てたボウルに注ぎ、よく混ぜてください。蓋ができる密閉容器に注ぎ、冷凍庫で冷やします。半分凍ったらスプーンで混ぜます。これを3回繰り返します。冷やしている間にキャラメルソースを作り、最後にいちごアイスクリームを混ぜるタイミングで流し込みます。冷凍庫で30分ほど冷やしたら出来上がり。

材料(作りやすい分量人分)
いちご 1パックマスカルポーネチーズ 100g
生クリーム(脂肪分35%) 200ml(170mlと30mlに分ける)
グラニュー糖 60g(40gと20gに分ける)

1 グラニュー糖を40gと20gに分ける。

2 いちごのヘタを取り、粗く刻んでグラニュー糖40gと合わせて潰す。画像は泡立て器を垂直に立ててボウルに打ち込むようにして潰している。行いやすい方法で潰すとよい。砂糖粒がなくなるまでしばらく置く。

3 生クリームを170mlと30mlに分ける。

4 別のボウルにマスカルポーネチーズを入れ、生クリーム170mlを少しずつ加えながら、泡立て器で角が立つまで泡立てる。

5 2の潰したいちごを4に注いでよく混ぜる。

6 5を蓋ができる密封容器に注ぐ。蓋をして冷凍庫に入れる。半分固まり出したら、取り出してスプーンでかき混ぜて、冷凍庫に戻す。これを3回繰り返す。
キャラメルを作る
アイスクリームを冷凍庫で固めている間にキャラメルを作ります。

7 グラニュー糖20gを小鍋に入れ、水大さじ1(分量外)を加えて、火にかける。混ぜずに静かに煮詰め、全体が濃い茶色になったら、火から下ろす。

8 生クリーム30mlを加え、沸騰が落ち着くまで混ぜる。容器に移して冷蔵庫に入れておく。

9 いちごアイスクリームを3回目に混ぜるタイミングに合わせて、8を電子レンジで軽く温める(600Wで20秒程度)。スプーンで混ぜて、常温でトロトロと垂れるくらいの柔らかさになればOK。粘土状に固いなら、牛乳を少量足して調整する。

10 アイスクリームの上に9をスプーンですくって上面に垂らす。蓋をして冷凍庫で30分ほど固めたら、出来上がり。
アイスサンドもおいしい
いちごのキャラメルアイスクリームはスクープし、好みで器やコーンに盛り付けて。市販のクッキーでサンドするのもおすすめです。

11 市販の薄焼きクッキーでサンドしてみました。
福田 里香(ふくだ・りか)さん
菓子研究家。武蔵野美術大学出身。フルーツの専門店で勤めたのち、独立。果物を使ったオリジナリティあふれるスイーツや料理で注目を集める。雑誌でフードコラムを担当しながら、『いちじく好きのためのレシピ』(文化出版局)『新しいサラダ』(KADOKAWA)『R先生のおやつ』(文芸春秋)など料理本を多数出版。漫画への造詣も深く、作品に登場する食べ物の表現への考察は漫画ファンのみならず、漫画家からの評価も高い。美しい料理を次々とアップするInstagramにはおいしいもの好きが集う。2024年1月、文春文庫から『物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50』が発売。
