ケンフェロールはミトコンドリアで
酸素を利用する力を向上させる
生命活動を支える細胞のミトコンドリアは、エネルギーを産生する際に酸素を必要とします。しかし、加齢や運動不足、身体の不調など様々な要因で酸素輸送能(酸素の取り込みと運搬)やミトコンドリア機能(酸素を利用する力)が低下すると、エネルギーは産生されにくい状況になります。
心肺による酸素輸送能とミトコンドリア機能は、運動時の最大酸素摂取量(VO2max)※から知ることができます。そこで、限界まで運動をした時の酸素摂取量に与えるケンフェロールの作用を確認した結果、2.5mg以上の摂取で、運動継続時間と最大酸素摂取量(VO2max)が増加しました。
- ※ Maximal Oxygen Uptake: 運動時に細胞のミトコンドリアがどれだけの酸素を取り込み利用できているかの最大量。
このことから、ケンフェロールの摂取により、酸素を取り込む力と利用する力が向上し、エネルギーを産生する力が増加することが期待できます。

MEAN±SE
*:P<0.05 vs プラセボ, †P<0.05 vs 2.5mg ケンフェロール
*:P<0.05 vs プラセボ, †P<0.05 vs 2.5mg ケンフェロール
- 健康な成人男性20名を対象に、非盲検化クロスオーバー試験を実施。運動開始3時間前にプラセボまたはケンフェロール(2.5mg or 10mg or 25mg)を摂取させ、運動負荷中の運動継続時間、最大酸素摂取量を測定。運動負荷によってミトコンドリアの酸素需要が増加した状況において、ケンフェロールの摂取が及ぼす影響を確認。
- 出典:Ikeda, Y. et al., Sport Sciences for Health. 2024;
このことから、ケンフェロールの摂取により、酸素を取り込む力と利用する力が向上し、エネルギーを産生する力が増加することが期待できます。
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