コラム 暮らしを彩るワンポイント北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの
フィンランド花通信

第22回 
クリスマスを彩るキャンドルリース

今年のクリスマスは、キャンドルリースを作ってみませんか?ヘンティネン・クミさんと娘でフラワーデザイナーのリノさんが紹介します。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】

クリスマス気分を高める

クミ:フィンランドは「Pikkujoulu(ピックヨウル)」の時期です。
リノ:クリスマスの4週間前からアドベントが始まりますが、ピックヨウルはこの期間に行われるパーティーのことですね。(※アドベント:イエス・キリストの降臨を待ち望む期間)
クミ:友だちや仲間とレストランに集まって、食べたり飲んだり。日本の忘年会という感じですが、ピックヨウルが行われることで、少しずつクリスマス気分が高まっていきます。
リノ:そうですね。そして、クリスマスには家族がそろって、モミの木に飾りつけをしたりして……。
クミ:クリスマスと言えばツリーが定番ですが、今日は、花をたっぷりあしらったキャンドルリースを作りましょう。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
花材・道具:アイビー/サンタンカ/バラ(2種)/ビバーナムコンパクター/ガーベラ/コットン(ドライ)/マツボックリ/クリスマス飾り/キャンドル/小石/ワイヤー/はさみ/深めの大皿/キャンドルホルダー

食器を活用する

リノ:これは「PENTIK(ペンティック)」の深皿ですね。
クミ:そうです。フィンランドでは日常使いされているライフスタイルブランドですが、今日のアレンジメントにぴったりと思い、用意しました。
リノ:水が入るくらいの深さがあれば、どんな皿でもいいのですよね。
クミ:ぜひ、ご自宅にある皿を使ってみてください。あとで挿していく花が留まるように、底に小石を入れておきましょう。
リノ: 太いワイヤーは、リースの土台にするのですか?
クミ:はい。ワイヤーを深皿の大きさに合わせて輪にします。ワイヤーはたっぷり使って、10層くらいでしょうか。輪が重なるようにくるくるとリースのように丸めます。
リノ:その輪にアイビーのつるを絡めていくわけですね。
クミ:そう。アイビーでワイヤーを隠すようにして、花の土台を作りましょう。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
ざっくりと丸めたワイヤーに、アイビーのつるを絡めていく。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
アイビーがほどけないように、輪のすきまに入れ込むようにする。ワイヤーがある程度見えなくなればOK。

好きな花を挿すだけ

クミ:完成した土台は水を張った深皿に入れて、花を挿していきましょう。
リノ:赤いガーベラやビバーナムコンパクターのような実物があると、クリスマスらしくなりますね。
クミ:はい。「この花でなくてはダメ」と言うことはありません。楽しく作って、できあがったものを見てうれしくなるのが一番。好きな花を用意してくださいね。
リノ:サンタンカのオレンジ色もとってもキレイ。
クミ:では、茎をカットしていきましょうか。器の底に茎の先端が当たるくらいの長さがいいですね。
リノ:斜めにカットすると、水の吸い上げがいいんですよね。
クミ:はい。カットしたら、茎をワイヤーとアイビーのすき間に入れて、小石に突き刺すように活けましょう。しっかり留まります。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
ワイヤーとアイビーで作った土台の厚みを活かして、上からだけでなく、横や斜めから花を挿すことで立体感が出る。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
花を挿したいところが、自分の前に来るように器を回しながら活けていく。同じ花が密集しないように、全体のバランスを見る。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
マツボックリやクリスマス飾りは、ワイヤーで茎を作る(茎の作り方:第11回 ツタを使ったアレンジメント)。先端をU字にしておくと、抜けない。

家族で楽しむクリスマス

クミ:最後に、キャンドルをリースの中央に入れて完成です。
リノ:キャンドルがマツボックリの形になっていてかわいいですね。
クミ:火をつけてみましょう。
リノ:クリスマス気分が上がりますね~。
クミ:今日のアレンジメントは、花を挿すだけですから、小さなお子さんにも手伝ってもらえるはず。フィンランドの人が、家族みんなでツリーを飾りつけするように、家族で作るのもいいかもしれません。
リノ:いいですね。お花を選ぶところから楽しいですね。
クミ:みなさん、楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
キャンドルを入れた器は、フィンランドを代表するインテリアブランド「iittala(イッタラ)」と「marimekko」のコラボレーション作品「マリボウル」。
第22回 クリスマスを彩るキャンドルリース/北欧フラワーデザイン協会・ヘンティネン・クミさんの【フィンランド花通信】
クリスマスの主役になるアレンジメント。「メリークリスマス!」は、フィンランド語で「Hyvää joulua!(ヒュヴァー ヨウルア!)」。ヘンティネン・クミさんが主宰する北欧フラワーデザイン教室はこちら。5,700円で受講できる体験レッスンもある。(https://www.linoka.jp/
ヘンティネン・クミ
ヘンティネン・クミ(へんてぃねん・くみ)さん
北欧フラワーデザイナー。13歳より池坊生花を学び、国内大手百貨店内のフラワーショップに10年間勤務。イギリス、オランダへ花留学したのち、1998年からフィンランドへ。北欧フラワーデザインのパイオニアであるヨウニ・セッパネン氏の専属アシスタントを務めながら、フィンランド国立KEMPELE花卉園芸学校マスターフローリスト科を卒業。ヘルシンキ市内でフラワーショップとスクールを経営後、2007年に帰国。東京・新御徒町の「LINOKA Kukka」で、北欧スタイルのフラワーデザインスクールを開校。ビギナー向け、プロ向けのコースがあるほか、フィンランド料理と民族楽器の演奏を楽しむワークショップも開催している。著書に『森の植物が教えてくれた 北欧フィンランドのフラワーデザイン』(六耀社)がある。
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