エクオールの研究

9. Natural S-equolは、閉経後日本人女性のエクオール非産生者における骨吸収を軽減する:無作為化プラセボ対照パイロット試験
Tousen Y, Ezaki J, Fujii Y, Ueno T, Nishimuta M & Ishimi Y (2011)
Natural S-equol decreases bone resorption in postmenopausal, non-equol producing Japanese women: a pilot randomized, placebo-controlled trial.
Menopause 18, 563-574.
骨密度
男性の骨密度は、加齢とともに緩やかに低下しますが、女性は閉経を境に著しく低下します。病気として顕在化してくるのは60歳以降ですが、50歳前後からの骨密度の低下を防ぐことが将来の骨折予防に重要と考えられます。 65歳以上の「寝たきり」の直接原因として、「骨折・転倒」や「関節疾患」など、筋・骨格系のイベントをきっかけに「寝たきりに」になる人も16.7%と多く、女性の健康寿命の延長のためには、骨粗しょう症対策も重要であると考えられます。
【試験概要と結果】
エクオールを産生しない45~60歳の閉経後女性93人を、エクオール群(2mg、6mg、10mg)、プラセボ群に分け、1年間摂取し、骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン濃度と、全身の骨密度の測定を行った。12ヶ月目の尿中デオキシピリジノリン濃度は、プラセボと比較し、エクオール10mg群において有意に低下した。

12ヶ月目の全身骨密度においても、プラセボと比較して、エクオール10mg群では有意に低下が抑制された。
これらの結果から、エクオールは10mgの用量で、閉経後女性の骨吸収を抑制し、骨密度の低下を抑制すると考えられる。

結果:骨代謝マーカーと骨密度に対する効果