花粉による
アレルギーを改善

世界的にも急増するアレルギー疾患。
日本人の4人に1人が花粉症!

「最近、周囲にアレルギー疾患の人が増えたな。」そう感じている方も多いのではないでしょうか。 実際日本だけでなく世界的にもアレルギー疾患が急増しているのです。 たとえばアメリカでは、1997年から2008年の間で子供のピーナッツアレルギーが2倍にも増えていると報告されています(注1)。

花粉症患者に関する実態調査

出典: 東京都花粉症実態調査報告書(2016年)
※各回の調査では有病判定の基準や推定方法に一部変更があり、推定有病率の変化に関する比較は参考である。

日本においては季節性のアレルギー性鼻炎、つまり花粉症が最も罹患率の高いアレルギー疾患とされており、日本全国の調査結果をみると、1998年のスギ花粉症は16.8%でしたが、その10年後の2008年には26.5%と約10%も増加していることが分かっています。 さらに、2016年に東京都が行った花粉症患者に関する実態調査(注2)では、内のスギ花粉症推定有病者率は48.8%。つまり、2人に1人が花粉症を発症していることになります。

注1: Lamb C.E.et al.,Curr Med Res Opin.2006;22:1203-10.
注2: 岡本美孝ら、医薬ジャーナル、2014;50:983-91.

花粉症は免疫システムの過剰反応

花粉症では、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血、涙などの様々な症状が起きますが、いずれも入ってきた花粉を取り除こうとすることで生じるアレルギー反応です。 体内に入った花粉を異物として認識して抗体を作る「免疫反応」が過剰になって起こると言われています。 免疫反応はカラダにとって必要な機能ですが、誤作動によって、特に IgE と呼ばれている抗体を必要以上に産生すると辛いアレルギー症状が現れます。
また、花粉症は IgE だけではなく、細胞性免疫にも過剰反応を引き起こします。 近年の研究では喫煙と花粉症が重なると、細胞障害性T細胞数(CD8+)やNK細胞数が増加し、IgE だけではなく、細胞性免疫にも悪影響がある事が報告されています。

【出典】
Lamb C.E. et al., Curr Med Res Opin.2006;22:1203-10.
Arch Environ Health 199 54 119-123

花粉症の症状は QOL を低下させ、日常生活に大きく影響

花粉によるアレルギー症状はくしゃみ、鼻水以外にも様々なものがあります。 体のだるさや疲労感、集中力の低下、気分が晴れない、イライラするなど肉体的・精神的な症状が複合的に発症すると言われており、 人によって多様な症状が現れるアレルギー症状に対しては総合的に緩和し、QOL(生活の質)の改善をはかることが大切である、とされています。 「アレルギー性鼻炎」は生産性を最も低下させる疾患との報告(表)がある通り、その経済的損失は、日本全体で年間4兆3,966億円にもなると試算されている(注3)ことから、今や花粉症は国家レベルの問題といっても過言ではないのです。 注3: 岡本美孝ら、医薬ジャーナル、2014;50:983-91.

従業員の状態による一年間に失われた平均生産性

※アレルギー性鼻炎を持つ労働者を抱える米国の27社(8,267人)を対象とした調査で、1年間に上記疾患を理由に就業できなかった時間の総和 × 平均時間給 / 母集団数
出典: Lamb C.E. et al., Curr Med Res Opin.2006;22:1203-10. より改編

QOLの低下例として、勉強・仕事・家事の支障、疲労、倦怠感、いらいら感、思考力の低下、睡眠障害、外出への支障などがあります。

鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会.鼻アレルギー診療ガイドライン 2016年版(改訂8版).ライフサイエンス.2015
的確な花粉症の治療のために(第2版)(厚生労働科学研究費補助金免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事業)

花粉によるアレルギー状態(症状とQOL)を総合的に改善したLactiplantibacillus pentosus ONRICb0240

Arithmetic mean ± SEM(0w), Lsmean ± SEM(4w, 8w)、プラセボ (n=15, 14(4wのみ))、 B240 (n=15). *;0週値を共変量とした混合モデルによる共分散分析, GroupP x Week; P=0.0138, Week8; P=0.0452**; 顔スケール AUC:各週の花粉曝露後3時間の変化量の合計値
出典: Saito T, et al. Jpn Pharmacol Ther. 2019;47:1901-12.

鼻づまりや目のかゆみなどの症状が現れる花粉アレルギー反応に対し、食品によって改善効果があった臨床試験をご紹介します。 スギ花粉によると思われるアレルギー反応を経験したことのある20歳から65歳の健常成人34名(男性15名、女性19名、平均年齢47歳)を2つのグループに分け、 Lactiplantibacillus pentosus ONRICb0240 (20億個)を含むタブレット、あるいは乳酸菌の入っていないタブレット(プラセボ)を1日1粒朝食前に8週間摂取し、対象者には摂取開始前(0週)と摂取4週および8週後に花粉症曝露室に入ってもらいました。 スギ花粉を3時間曝露し、30分毎に、日本アレルギー性鼻炎標準QOL調査票(JRQLQ NO.1)を参考に作成した記録紙を用いて評価したところ、 花粉によるアレルギー状態(症状とQOL)の総括的な評価指標である顔スケール(症状とQOLを含めたアレルギーを総括して評価したもの)が、Lactiplantibacillus pentosus ONRICb0240摂取後8週目において有意に軽減されたことが確認されました。

試験結果から分かった乳酸菌
Lactiplantibacillus pentosus ONRICb0240での花粉症対策

  • 1日、20億個以上の Lactiplantibacillus pentosus ONRICb0240 を摂取
  • 花粉症シーズンの8週間前から摂取を開始
  • 毎日摂る

花粉アレルギーによる不快感に悩まされる方は、つらい花粉症シーズンに入る前から毎日の習慣に乳酸菌 Lactiplantibacillus pentosus ONRICb0240 の摂取も1つの方法です。

監修:中田光紀先生(医学博士 国際医療福祉大学 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部・学部長 心理学科長 教授)
監修:中田光紀先生(医学博士 国際医療福祉大学 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部・学部長 心理学科長 教授)