Otsuka People Talk

社員が語る

2019年7月

新薬開発本部 クリニカルマネジメント部 CTL

何をするにしても理由が大切です。大塚製薬の採用ページに「Why?」という言葉がありますが、なぜ大塚製薬に入社したいのか、なぜ新薬開発の仕事がしたいのかという理由を考えておくと良いと思います。

「新薬開発のエキスパートになりたい」と明確な目標を掲げ、グローバル試験のリーダーを目指す若手社員が語る

大塚製薬に入社した理由

もともと医療に興味があり、患者さんを救うのは薬だと考えたため、薬学部に進学しました。大学で研究をする中で、新薬開発職という仕事を知りました。新薬開発職は、薬剤が承認される最終段階に携わりますので、より患者さんに近いところで仕事ができると感じ、新薬開発職を志望しました。

大塚製薬の企業理念にビッグベンチャーという言葉があります。難しいほう、難しいほうを選択する精神に惹かれ、他社にはないような作用機序を有する薬剤が多かったため、魅力的な会社だと感じて入社しました。

開発職の仕事とその魅力

開発職の魅力としては、やはり薬剤承認の最終段階にありますので、患者さんにより近いところで新薬の研究開発に携われるという点が、一番大きなやりがいかなと思います。
入社してからはモニターとして中枢疾患領域の試験を担当しました。モニターの仕事は、治験を実施している医療機関を訪問して、治験が適正に実施されているか確認し、データの品質と被験者さんの安全性を確保することです。

現在はCTLという役割で仕事をしています。CTLとは、試験全体の進捗を管理し、リードする役割です。治験業務を受託いただく、さまざまな会社の方々と共同しながら仕事を進めています。モニターの場合は、自分が担当している施設の進捗を気にしていましたが、CTLになった途端に全ての施設が、自分の担当施設のようになるため、全体の状況を把握するのはとても大変でした。

一般的に、治験が始まった薬剤が国に承認されて発売される確率は、約20%と言われていますので簡単には成功できない仕事です。しかし、一つの薬の承認に向かってチームで仕事をしていきますので、その薬剤が承認を得られたときには、とても大きな達成感が得られると思います。

今取り組んでいることは?

現在、私が担当している試験は、承認された薬剤がないような疾患を対象にしています。初めての分野でわからないことがたくさんありますが、社内に専門知識を持った社員が多くいるため、日々ディスカッションをしながら仕事を進めています。大塚製薬では若手にどんどん仕事を任せてくれる文化がありますので、若いうちから幅広い業務に携わるチャンスがあります。
最近は、薬の世界同時開発が主流になりつつありますので、海外の担当者とやりとりをしながら仕事を進めることが多いです。

在学中より英語の勉強を開始

まずは日本における治験のやり方を理解し、疾患や薬剤の知識を深めながら、同時に英語力も向上させる必要があります。
就職活動を通して新薬開発職は英語力が求められると知りましたので、その時点で英語の勉強を開始しました。
在学中には、フィリピンに約1カ月間の短期留学をしました。初めは、なかなか口から英語が出てこず苦労しましたが、1カ月たった頃には耳も慣れ、現地の方々といろいろな話ができるようになりました。 発言することの大切さを、短期留学で学びましたので、失敗を恐れずに日々の会議に臨んでいます。文化の違いを楽しみながらも、様々なバックグラウンドを持つ人たちと仕事がしてみたいです。そして、いつかグローバル試験のリーダーとして、治験をまとめあげたいと思います。