大塚製薬株式会社

企業
2021年2月25日

大阪での創薬研究所の新設について

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 井上眞、以下「大塚製薬」)は、大阪府箕面市に医薬品事業の新たな研究施設となる「大阪創薬研究所(仮称)」を建設するため、本日起工式を行いましたのでお知らせします。

大塚製薬は医薬品事業において、中枢神経領域、腎・循環器領域、がん領域などを中心に幅広い疾患領域を対象に研究開発に取り組み、自社創薬研究から生まれた医薬品が世界中の患者さんの健康に貢献しています。これらの疾患領域において、日本(徳島・大津)、英国(ケンブリッジ)、米国(ボストン)、中国(上海)のグローバル研究拠点で創薬研究を行っています。

大阪の新研究所は、化学合成によって創製される低分子医薬品に加えて遺伝子細胞治療、再生医療、抗体医薬をはじめとするバイオロジクス、免疫研究やデジタル技術を駆使した創薬研究を実施する予定で、科学の進歩にともなう研究の発展に対応できるように計画されています。周辺に世界トップレベルのライフサイエンス研究を行うアカデミア、ベンチャー企業がある環境で、密接な連携・協業・情報交換が図れることが期待されます。大塚製薬が掲げる水平協業を実現するためのオープンラボや遺伝子細胞治療のプロセス研究・製造が可能な施設も設置しています。新研究所は環境配慮において最高ランクを目指した設計とし、2022年夏の開所を予定しています。

本研究施設が新たに加わることにより、創薬モダリティ(治療手段)の多様化に対応するとともに、未充足な医療ニーズを解決する革新性の高い創薬の実現を目指し、さらに多角的な研究活動を行ってまいります。

  • 新研究所のイメージ図
  • 概要
名称 (仮称)大阪創薬研究所
所在地 大阪府箕面市彩都粟生北5丁目1
建物概要 建築面積 約6,600m2、延床面積 約26,000m2、免震構造
竣工予定 2022年夏
従業員数 200名(予定)
設計・施工 鹿島建設株式会社
  • 関西における進行中の大型共同プロジェクトについて

2016年9月:理研 CDB(理研BDRに再編)-大塚製薬連携センターを開設

2017年2月:大阪大学免疫学フロンティア研究センター(IFReC)と先端的研究に関する包括連携契約を締結