男性の育児参加促進

インタビュー

5カ月の育児休業を取得
ワンオペで奮闘した経験は財産

メディカル・アフェアーズ部

育児休業を取得しようと思ったきっかけ

第一子の誕生の際は、朝の送りや土日の家事育児は担っていましたが、日々仕事に追われ、十分に家族のフォローが出来ていないことに後悔がありました。第二子を授かった際に、妻から「私の代わりに育児休業を取ってほしい」と言われたことをきっかけに改めて考え、2人目が6カ月のタイミングで5カ月間の育児休業を取得しました。

当時心配だったこと

一番は復職後のキャリアです。自分の立場がどう変わるのか、また5カ月の育児休業から仕事に戻ったときに大丈夫かなと心配はありました。ただ、実際に取得してみると5カ月という期間はあっという間で、特に違和感もなく復帰できましたので、取り越し苦労でした。取得の1年前から上司や同僚に意向を伝えたのですが、最初、驚きながらも応援してくれました。引き継ぎや役割分担の変更も1年前から準備したことでスムーズでした。

生後6カ月からの育児と家事をきりもり

常に子供につきっきりで見ていました。生後6カ月からのワンオペ育児でしたので、離乳食やミルクを作ったり、家事をしたり、抱っこ紐で昼寝をさせたり、子供の一日は不規則なのでそれに合わせるのに苦労しました。予定がうまく組めなかったり、長女の面倒もまとめて見たりするのも大変でした。

育児休業を取得してみて

長期間仕事を離れて子どもたちの育児に専念できる機会はなかなかありません。取得しなければ得られなかった経験をたくさんできました。一人で育児や家事をすることがどれだけ大変かという経験は何よりの財産になりました。
また子どもを授かった同僚からは質問や相談を受ける機会も増えました。大塚製薬では、多様な考え方が受容されるので、復帰後は働きやすかったです。担当の大学病院の教授方からは、取得に対して「素晴らしい」との言葉もいただき、会社の姿勢を評価していただける機会にもなりました。

育児休業取得は大きなターニングポイント

子どもを授かることは、人生においても大きなターニングポイントになります。育児休業は今後のキャリアを見つめなおすきっかけにもなりました。そして時間の使い方も大きく変わりました。タイムマネージメントをしながらいかに成果を出すかというマインドに変わり、どうやって計画的に効率よく仕事をするかを念頭に置くようになりました。
ゆくゆくはマネジメントに携わりたいのですが、そういう立場になったときにはなんでも相談できる上司でありたいと思っています。この経験は、同僚や未来の部下に、この人だったら相談できると思われる良いきっかけになるのではないかと思っています。
この経験を機に、みんなが一歩踏み出せるような環境を整えるサポートをしたいと思うようになり、ダイバーシティ推進プロジェクトが募集する自主的勉強会WINGでその活動を始めたところです。今回の私の経験を広く伝えることで、多様な人材の活躍推進の一助になればと思っています。