大塚製薬株式会社

医療関連事業
2004年4月23日

PET用検査薬の合成用原料
WATER(18O,97%)「CIL」
4月27日新発売

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫、TEL:03-3292-0021)は、WATER(18O,97%)「CIL」を、4月27日に新発売します。

WATER(18O,97%)「CIL」は、PET(陽電子放出断層撮影装置)検査薬の合成のための原料としても使用できる安定同位体(18O)の濃縮純度が97%の水です。 当社では昨年9月にWATER(18O,95%)「CIL」を発売していますが、医療機関からの要望やラインアップの拡充のため、97%純度のWATER(18O.97%)「CIL」を発売します。

WATER(18O,97%)「CIL」は、当社が資本参加するケンブリッジ アイソトープ ラボラトリーズ社(CIL:米国 マサチューセッツ州アンドーバー、会長兼CEO: Joel C.Bradley)がGMP条件下で製造し、当社が輸入販売します。

WATER(18O,97%)「CIL」に、サイクロトロンで核反応を起こし、ポジトロン(陽電子) 放出核種である18Fに変え、それを用いて18F‐FDG等の放射性薬剤を合成し、PET用の薬剤としてPET診断に用いることができます。

2002年4月より18F‐FDGを用いたPET検査が保険適応になり、医療機関の需要が増えています。このPET検査では、癌の早期発見、転移や再発の有無、また脳や心臓などの臓器の機能を評価することができ、PET検査を実施している施設は全国に約80ケ所あります。(2004年4月1日現在)

大塚製薬は、'Otsuka-people creating new products for better health worldwide'の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。