大塚製薬株式会社
ニューキノロン系外皮用剤 「ナジフロキサシン」
ドイツで発売 4月1日
大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区 社長:樋口達夫 TEL:03-3292-0021)は、フェレール社(Grupo Ferrer Internacional, S.A.、本社:スペイン、CEO:RafaelFoguet)と2002年にニューキノロン系外皮用剤「ナジフロキサシン」(一般名)のライセンス契約を締結し、開発を進めておりましたが、2004年4月1日 ヨーロッパではじめてのニューキノロン系外皮用剤として、『Nadixa(ナジキサ)』の商標にてドイツにて発売されました。
製造元はフェレール社で、販売はドクター・アール・フレガー社(Dr.R.Pfleger GmbH、本社:ドイツ、CEO:Dr.R.Pfleger)が行います。
大塚製薬は、1992年より大塚製薬フランクフルト研究所を中心に「ナジフロキサシン」の海外での開発を行い、1999年にはブラジル、メキシコ、アルゼンチンなど南米7カ国、更に2000年にドイツ、イタリア、スペインをはじめとするヨーロッパ7カ国で販売許可を取得しました。ドイツがヨーロッパで最初の発売国となります。
「ナジフロキサシン」は、大塚製薬が開発した合成抗菌剤で、ニキビの原因菌であるアクネ桿菌やブドウ球菌属などの表在性感染症起炎菌に対し優れた臨床効果を示す世界で初めて開発されたニューキノロン系外皮用剤です。
日本では『アクアチム』の商標で、1993年にクリーム剤が尋常性ざ瘡を適応として発売され、1998年に毛包炎、尋常性毛瘡が適応追加され、1999年にローション剤、2003年に軟膏剤を発売しました。現在、日本ではその治療効果と高い安全性が認められて、尋常性ざ瘡治療のスタンダード薬として処方されています。
今後、イタリア、スペイン、ポルトガル、オーストリア、ギリシャ、ルクセンブルグ、また南米やアジア各国においても発売を予定しており、世界各国で新しく展開される市場においてもニキビの治療への貢献が大いに期待されています。
大塚製薬は"Otsuka - people creating new products for better health worldwide"の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。