大塚製薬株式会社
栄研化学株式会社
大塚製薬株式会社と栄研化学株式会社の
業務提携および資本参加に関するお知らせ
大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、以下、大塚製薬)と栄研化学株式会社(本社:東京都文京区、以下、栄研化学)は、以下のとおり、資本参加を含めた業務提携を行うことについて合意に達し、本日開催の各社取締役会において決議の上、業務提携に関する基本契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.提携に至った背景
国内の臨床検査薬業界は、医療費抑制策の継続基調は変わらず、一段と経営の効率化と合理化が迫られる状況となっております。このような厳しい市場環境が続く臨床検査薬業界において、持続的かつグローバルに成長を遂げていくためには、『研究開発力の強化』と『営業力の強化』を行い、競争力を高めることが最善の戦略であるとの共通認識で両社は一致し、業務提携を進めることといたしました。
栄研化学は、スクリーニング検査薬を中心とし、健診市場での製品開発力と営業力に確固たる事業基盤をもっております。
また、大塚製薬は、「Otsuka - people creating new products for better health worldwide」という企業理念のもと、革新的な製品の開発と強い営業力により新しい市場の創造に取り組んでおります。
今回の基本合意は、今後、益々、グローバルに競争激化が予想される臨床検査薬市場の中で、両社の確立された事業基盤を有効に活用し業務補完することが、相互の発展と成長に繋がるとの考えで、両社が一致したものであります。
さらに、本提携の協力関係を発展させるため、併せて資本参加を行うことと致しました。
2.業務提携の内容および資本参加の内容
i.業務提携の内容
臨床検査薬市場において、両社が競争力を強化し、メリットを享受できるよう、販売・市場育成、研究開発、技術の相互利用などを協力し合います。
具体的には、両社でシナジー効果が創出できる製品毎または開発品毎に個別の契約を締結していきます。
ii.資本参加の内容
両社の信頼・協力関係を深め、業務提携をより円滑に進めるため、大塚製薬は、栄研化学の普通株式を一部取得することとしました。日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託 田辺製薬口)より、1,500,000株(発行済株式の6.3%)を取得する予定です。
3.両社の概要(平成18年3月31日現在)
1.名称 | 大塚製薬株式会社 |
---|---|
2.主な事業内容 | 医薬品・臨床検査・医療機器・食料品・化粧品の製造、製造販売、販売、輸出並びに輸入 |
3.設立年月日 | 1964年(昭和39年)8月10日 |
4.本店所在地 | 東京都千代田区神田司町二丁目9番地 |
5.代表者 | 代表取締役社長 樋口 達夫 |
6.資本金 | 6,791百万円 |
7.総資産 | 881,134 百万円(連結) |
8.売上高 | 753,139 百万円(連結) |
9.従業員数 | 18,448 名(連結) |
10.相手方との関係 | 特別な関係はありません |
1.名称 | 栄研化学株式会社 |
---|---|
2.主な事業内容 | 体外診断用医薬品の製造販売および体外診断用自動分析装置の販売並びにLAMP法を使用した遺伝子検査関連製品の製造販売 |
3.設立年月日 | 1939年(昭和14年)2月20日 |
4.本店所在地 | 東京都文京区本郷一丁目33番8号 |
5.代表者 | 代表執行役社長 黒住 忠夫 |
6.資本金 | 6,897百万円 |
7.総資産 | 29,595百万円(連結) |
8.売上高 | 23,551百万円(連結) |
9.従業員数 | 616名(連結) |
10.大株主構成及び持株比率 | 日本マスタートラスト信託銀行(株)(田辺口)23.35% 日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口)15.01% (株)日立ハイテクノロジーズ 8.41% 黒住忠夫 3.43% 第一生命保険相互会社 2.31% |
11.相手方との関係 | 特別な関係はありません |
4.提携の日程
平成18年9月7日 大塚製薬、栄研化学取締役会決議
平成18年9月7日 業務提携基本契約書の締結
5.今後の見通し
今後、両社は提携効果の早期達成を図るべく、全力を尽くしてまいりますが、本提携が業績に与える影響につきましては、今後精査していく予定であり、現段階で詳細は未定です。
以上