大塚製薬株式会社

医療関連事業
2018年5月23日

シンガポールに医薬品販売のための現地法人を設立

  • シンガポールに初の現地法人設立。自社創製の医薬品の代理店事業を統括
  • 伸長するアジアの医薬品市場の中で、シンガポールは経済の中心であり医療は国家の重点産業
  • 地域に根差した医療への貢献とアジアにおける持続的な成長を目指す

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)は、シンガポールにおいて、医薬品販売のための現地法人「大塚製薬(シンガポール)株式会社」(以下、「大塚シンガポール」)を設立し、5月22日に開所式を行いましたので、お知らせします。

5月22日に行われた開所式

大塚製薬は、これまでシンガポールにおいては代理店を通じて抗精神病薬「エビリファイ」などの自社医療用医薬品を販売していました。このたび、今後の革新的な新製品群の導入にあたり、現地法人を立ち上げ、周辺諸国(マレーシア、カンボジア、ミャンマー)を含んだ代理店事業を統括することにより、さらなる地域に根差した医療と産業発展への貢献と事業価値の最大化を目指します。

アジアの医薬品市場は、所得水準の上昇や医療提供体制の整備による医療アクセスの向上と生活習慣病の増加が背景にあり、ASEAN地域(シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ミャンマーなど)を中心に今後も伸長すると予測されています。その中でも経済の中心であるシンガポールは、積極的に医療ツーリズムを推進するなど、医療を重点産業として国家戦略の一つに位置づけています。

大塚シンガポール社長 田中博章は、「大塚製薬は、世界の人々の健康に貢献するため、独創的な発想や技術をもって革新的な製品開発の挑戦を続けています。アジアにおけるハブであるシンガポールへの進出は当社の事業価値最大化には不可欠です。グローバルに展開する新しい治療方法を自ら提案し、患者さんに貢献してまいります」と述べています。

新会社概要

社名 Otsuka Pharmaceuticals (Singapore) Pte. Ltd.
所在地 2 Havelock Road, #05-15 Havelock 2, Singapore 059763
代表者 社長 田中博章
設立日 2017年9月18日
資本金 1,250,000 シンガポールドル(約1億円)
販売品目(現在) エビリファイ(抗精神病薬)
エビリファイ メンテナ(抗精神病薬 持続性注射剤)*1
販売品目(予定) レキサルティ(抗精神病薬)*1
アイクルシグ(白血病治療薬)
サムスカ/ジンアーク(V2-受容体拮抗剤 体液貯留・ADPKD治療薬)
ブスルフェクス(造血幹細胞移植前治療薬)*2
  1. 1ルンドベック社と共同販促
  2. 2現在は代理店が販売中