サステナビリティ

スポーツを通じた健康維持増進

大塚製薬では、スポーツを「する・みる・ささえる」方々の健康維持増進を目指し、スポーツ大会の運営支援や、徳島ヴォルティスをはじめとするスポーツクラブと連携して地域の方々の健康課題解決に向けた取り組みを行っています。

地域の人々の健康も
「ヴォルティスコンディショニングプログラム」

市民の健康づくりのために、美馬市、大塚製薬、徳島ヴォルティスの協働で、Jリーグクラブ初のヘルスケア分野SIB*「ヴォルティスコンディショニングプログラム」を2019年から実施。ヴォルティス普及コーチによる集合トレーニングと自宅でのトレーニングによる動作機能の改善、運動の習慣化、健康リテラシーの向上に取り組んでいます。この取り組みは「2020Jリーグシャレン!アウォーズ」のパブリック賞を受賞しました。

  • *ソーシャル・インパクト・ボンド。民間資金を活用して社会課題解決型の事業を実施し、地方公共団体がその対価を支払うスキーム。

また、運動機能が発達する幼児期の子どもたちを対象とした、運動・栄養を中心とした健康づくりプロジェクト「ヴォルティス元気っずプログラム」も新たにスタート。運動分野では、普及コーチなどが園を巡回し、その月のプログラムを指導。栄養分野では、大塚製薬が開発した食育アプリ「おいしいおえかき Sketch Cook」を活用しています。遊びを通して子どもたちが積極的に運動と栄養に関わることで、生涯スポーツの基礎を身につけることを目的としています。

POCARI SWEAT × TOKUSHIMA VORTIS Football Dream Project

海外(主にアジア・アラブ地域)でのサッカーをはじめとするスポーツ振興と健康維持増進、および大塚グループ発祥の地・徳島県への貢献を目指し、大塚製薬と徳島ヴォルティスの協業による「POCARI SWEAT × TOKUSHIMA VORTIS Football Dream Project」を2022年に開始しました。

本プロジェクトの最初の企画として、カンボジアにて「POCARI SWEAT Japan Youth Dream Challenge」を実施しました。カンボジアのプロサッカークラブ「アンコールタイガーFC」と協力し、同クラブのジュニアユース選手2名を、短期留学として徳島ヴォルティス ジュニアユースに招待するほか、大塚製薬から成長期のコンディショニングに関する情報を提供、また、徳島県協力のもと、県内の名所への訪問や伝統文化の体験を通じて県民との交流の場を設けることで、運動やサッカー能力向上における技術指導と身体づくりのための健康情報、グローバルな人材交流を通じた地域活性化を支援しました。

四国初のJリーグチーム 徳島ヴォルティス

徳島ヴォルティスは、大塚製薬サッカー部を母体として2004年に設立。チーム名はイタリア語で渦を意味する「 V O R T I C E 」から生まれました。豪快な鳴門の渦潮のように、パワー・スピード・ 結束力を兼ね備え、観客を興奮の渦に巻き込むチームを目指しています。

B.LEAGUE Hope アクティブ チャイルド プログラム

近年学校外の学習活動や室内遊び時間の増加による、外遊びやスポーツ活動時間の減少、空き地や生活道路といった子ども達の手軽な遊び場の減少により、子どもの運動不足、怪我の増加は社会問題となっています。そこで、男子プロバスケットボールリーグのB.LEAGUE、日本スポーツ協会(JSPO)、大塚製薬が連携し、「B.LEAGUE Hope アクティブ チャイルド プログラム」を2021年度に実施しました。
各チームのホームタウン等にある認定こども園や保育園、幼稚園に通う園児を対象に、B.LEAGUEに所属するクラブのコーチ、選手、チア、スタッフによる運動プログラム(アクティブ チャイルド プログラム(JSPO-ACP))、栄養プログラム、また保護者による自宅での遊びを通じて、子どもたちが身体を動かすことの楽しさと喜びを体験する環境や、栄養などの重要性を実体験とともに伝える機会を提供し、運動習慣の定着や生活習慣の改善とともに子どもの健やかな成長を目指します。

B.LEAGUE
B.LEAGUE

2016年9月に開幕した国内男子プロバスケットボールリーグ。日本におけるバスケットボールの競技力の向上、およびバスケットボールの普及を図ることにより、豊かなスポーツ文化の振興および国民の心身の健全な発展に寄与するとともに、国際社会における交流および親善に貢献することを目的として設立されました。
大塚製薬は2020年12月以降、「B.LEAGUE サポーティングカンパニー」として、選手・関係者の体調管理と地域のヘルスケア分野の活動を協働で実施しています。

インターハイ・全中への特別協賛

大塚製薬は、学生の健全な心身の育成を目的に、健康・栄養情報の提供に取り組んでおり、その一環として全国中学校体育大会(全中)は2000年から、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)は2014年から特別協賛社として支援しています。
本大会はスポーツ活動時の熱中症対策を啓発する重要な場となっています。近年は、新しい生活様式に対応した十分な感染対策を施した上での大会運営が求められることから、各体育連盟や開催県の実行委員会と連携し、選手・関係者の健康と安全に配慮した万全の体制で、熱中症対策をサポートしています。

また、大会の高校生実行委員や実行委員担当者を対象に「熱中症対策アドバイザー」資格の取得を支援し、選手や来場者だけでなく、地元の方々へも熱中症対策の呼びかけを行い、スポーツを「する人」だけでなく「ささえる人」へのサポートも行っています。

第1回から東京マラソンに協賛

アジア最大級の都市型市民マラソン大会「東京マラソン」に、第1回からオフィシャルパートナーとして参画し、ランナーの走りを水分・電解質と栄養補給の面でサポートしています。「東京マラソン」は日本におけるランニングブームの火付け役となり、健康志向の高まりも相まって、国内ランナーの裾野を大きく広げた大会です。2021大会(2022年3月6日開催)は徹底した新型コロナウイルス感染予防対策のもとで3年ぶりに市民ランナーが参加し開催されました。
42.195キロの長距離を走り抜くランナーにとって、脱水とエネルギーの消費、筋肉の酷使は計り知れません。「東京マラソン」においても、安全に完走するための“水分・電解質と栄養の補給”は毎年重要な課題となっています。大塚製薬は、医療関連事業で培われたノウハウを活かし、エビデンスに基づくNC関連事業製品と関連情報を提供してきました。これからも、ランナーの走りをサポートしていきます。

心と身体の健康に寄り添うバーチャルランを開催

ワールドメンタルヘルスデーに合わせて、2021年10月1日から11月14日、シンガポールのメンタルヘルス啓発NPO「シルバーリボン」と連携したチャリティイベントPOCARI SWEAT RUNを実施しました。このランイベントはスマホアプリを用いたバーチャルレースで、参加者は思い思いの場所を走り、走行距離に応じた金額をNPOに寄付する仕組みです。大会には、日本やインドネシアの大塚グループ社員も参加、約4,000名が走りました。また、レースに先立ち、精神科医やアスリートによるメンタルヘルスに関するオンラインセミナーを実施しました。
“メンタルウェルビーイング、運動、水分補給”など二つの事業を活かした、生活者の心と身体の健康に寄り添う取り組みとなりました。

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