大塚製薬株式会社
医療関連事業
2006年5月9日
ニューキノロン系抗菌薬の点眼剤
「オゼックス点眼液0.3%」
5月11日 発売
大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫、TEL:03-3292-0021)は、ニューキノロン系抗菌薬の点眼剤「オゼックス点眼液0.3%」(一般名:トシル酸トスフロキサシン)を5月11日より発売します。
「オゼックス点眼液0.3%」は、富山化学工業株式会社が創製し1990年より発売している経口用ニューキノロン系合成抗菌剤「オゼックス錠」を点眼用として開発した薬剤です。「オゼックス点眼液0.3%」は、グラム陽性菌、陰性菌および嫌気性菌に幅広い抗菌スペクトルと強い抗菌活性を有して、各種の細菌性外眼部感染症の適応症を取得した薬剤です。成人に加え、新生児を含む小児を対象として臨床試験を実施し、国内で初めて小児に対する用法・用量が認められました。
「オゼックス点眼液0.3%」は、富山化学工業が製造し、販売は大塚製薬が行います。
大塚製薬は、'Otsuka - people creating new products for better health worldwide'の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。
製品特徴
- 眼感染症の起炎菌(ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、インフルエンザ菌、緑膿菌、アクネ菌)に対して抗菌力を有する。
- 小児(乳幼児、新生児を含む)を対象とした臨床試験を実施し、有効性及び安全性が確認され、抗菌点眼薬としては国内で初めて小児の用法・用量を明示した。
- 黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、緑膿菌に対して長いPAEを示す。
- 黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、緑膿菌に対して短時間殺菌作用を示す。
- 眼科周術期の無菌化療法において、手術前無菌化率は73.4%であり、検出菌別無菌化率は86.6%であった
- 副作用発現症例率は2.42%で、主な副作用は眼刺激0.97%、点状角膜炎等の角膜障害0.65%である。重大な副作用としてショック、アナフィラキシー様症状の報告がある。
製品名 | オゼックス点眼液0.3% |
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効能・効果 | 適応菌種: トスフロキサシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、ミクロコッカス属、モラクセラ属、コリネバクテリウム属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、アクネ菌 適応症: 眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法 |
用法・用量 | 通常、成人及び小児に対して1回1滴、1日3回点眼する。なお、疾患、症状により適宜増量する。 |
有効成分 | トシル酸トスフロキサシン |
包装 | 5mL×5本、5mL×10本 |
薬価 | 0.3% 1mL 154.70円 |
販売 | 大塚製薬株式会社 |
製造販売元 | 富山化学工業株式会社 |
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