レストレスレッグス症候群

レストレスレッグス症候群ってどんな病気?

レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome:RLS)」は“むずむず脚症候群”“下肢静止不能症候群”とも呼ばれ、主に下肢に不快な症状を感じる病気です。夜眠ろうとベッドに入ったときや、新幹線や飛行機、あるいは映画館などでじっと座っているときに、脚の内側から不快感が起こり、脚を動かすと和らぐ・・・といった特徴があります。「レストレス(restless)」とは「そわそわした」、「絶え間なく動く」という意味があります。

日本での調査では、レストレスレッグス症候群の患者さんは人口の2%~4%で、これは200万~400万人にあたります。このうち治療が必要なのは70万人ほどと考えられています。

男女の比率

レストレスレッグス症候群は、女性が男性の1.5倍といわれています。

年齢の比率

年齢が上がるとレストレスレッグス症候群にかかる率が高くなる、という欧米での調査結果があります。

年齢別レストレスレッグス症候群の有病率(欧米の調査より)
Allen, R. P. et al: Arch. Intern. Med., 165(11), 1286-1292, 2005
間違われやすい他の病気
  • 不眠症-夜寝付けない
  • 坐骨神経痛-脚の不快感や痛み
  • うつ病気持ちの落ち込み
  • 皮膚疾患-皮膚の不快な感覚