レストレスレッグス症候群

生活に及ぼす影響は?

睡眠への影響

レストレスレッグス症候群の特徴は、夜に落ち着いているときに症状が強くあらわれることです。その結果、なかなか寝付けなかったり、いったん眠っても脚の不快感で目が覚めてしまうことが多くなります。

患者さんが訴える睡眠に関する症状
出典:Allen, R. P. et al: Arch. Intern. Med., 165(11), 1286-1292, 2005
井上雄一他 編:RESTLESS LEGS SYNDROME レストレスレッグス症候群(RLS)
だからどうしても足を動かしたい(アルタ出版)P.74, 2008

夜、眠れないため、疲れがたまりやすくなります。その結果として、昼間にも眠くて、集中力がなくなるなど生活に影響を及ぼします。

患者さんが訴える昼間の症状
出典:Allen, R. P. et al: Arch. Intern. Med., 165(11), 1286-1292, 2005
井上雄一他 編:RESTLESS LEGS SYNDROME レストレスレッグス症候群(RLS)
だからどうしても足を動かしたい(アルタ出版)P.75, 2008

昼間の生活への影響

海外で行われた調査では、患者さんの85%は、昼間の生活に悪影響があると回答していますので、患者さんの生活の質(quality of life=QOL)を低下させていることがわかります。

レストレスレッグス症候群の症状による、昼間の生活への影響
出典:Allen, R. P. et al: Arch. Intern. Med., 165(11), 1286-1292, 2005
井上雄一他 編:RESTLESS LEGS SYNDROME レストレスレッグス症候群(RLS)
だからどうしても足を動かしたい(アルタ出版)P.78, 2008(図7より作成)