大塚製薬株式会社
使用可能回数を確認できるカウンター付き新製剤
「メプチン®10μgエアー100吸入」、
「メプチン®キッド5μgエアー100吸入」9月28日 発売
大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎)は、気管支拡張剤「メプチン」(一般名:プロカテロール塩酸塩水和物)の新製剤として、ドーズカウンターを装備した定量噴霧式気管支拡張剤「メプチン®10μgエアー100吸入」、「メプチン®キッド5μgエアー100吸入」を2009年9月28日に発売します。
「メプチン10μgエアー100吸入」および「メプチンキッド5μgエアー100吸入」は、小型で携帯性に優れた定量噴霧式気管支拡張剤です。当社の従来品「メプチンエアー10μg」、「メプチンキッドエアー5μg」に、新たにドーズカウンターを備えることで、患者さんが薬剤の残りの使用可能回数を視覚的に確認することができるようになりました。これにより、より安全に、また安心して、患者さんが治療を継続できるようになるものと考えております。
定量噴霧式吸入剤の場合、規定の使用回数を超えた後は噴霧される薬剤量が減少しますが、使用回数や薬剤の残存量を正確に把握することが難しいという課題がありました。カウンターを装備することで、薬剤の残り使用可能回数を正確に確認でき、患者さん自身が予備の薬剤の入手時期を把握し易くなります。また医師や保護者も薬剤の使用状況を確認できることで、症状の把握や病態の管理に役立つことが可能になると考えられます。
「メプチン」は、大塚製薬が自社で創製したβ2刺激薬で、1980年に気管支拡張剤として発売されました。「メプチン」は、発売以来、錠剤、シロップ、ドライシロップ、吸入液、クリックヘラー(ドライパウダー吸入剤)など11製剤を開発し、患者さんの年齢、病態にあわせた製剤の開発に努めてきました。また、「メプチン」の吸入剤は、競技スポーツ時の使用について、2009年1月より定量噴霧式β2刺激薬として、アンチドーピング機構へ事前申請することにより、使用が許可される対象になりました。現在、「メプチン」は、気管支拡張剤として世界10カ国・地域で販売されています。
大塚製薬は'Otsuka - people creating new products for better health worldwide'の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。
製品概要
製品名 | メプチン10μgエアー100吸入 | メプチンキッド5μgエアー100吸入 |
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薬効分類 | 定量噴霧式気管支拡張剤 | |
一般名 | プロカテロール塩酸塩水和物 | |
包装 | メプチン10μgエアー100吸入: 5mL×10個 | メプチンキッド5μgエアー100吸入:2.5mL×10個 |
効能・効果 | 下記疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解 気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫 |
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用法・用量 | プロカテロール塩酸塩水和物として、通常成人1回20μg(2吸入)、小児1回10μg(1吸入)を吸入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 | プロカテロール塩酸塩水和物として、通常成人1回20μg(4吸入)、小児1回10μg(2吸入)を吸入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 |
貯法 | 室温保存 | |
使用期限 | 製造後3年 | |
承認日 | 2009年7月2日 | |
薬価収載日 | 2009年9月18日 | |
薬価 | 1,027.60円/1キット | 808.00円/1キット |
販売開始 | 2009年9月28日 |