大塚製薬株式会社
ユーシービージャパン株式会社
医療関連事業
2013年8月28日
部分発作を対象とした抗てんかん薬初のドライシロップ製剤
「イーケプラ®ドライシロップ50%」 8月29日 新発売
- 「イーケプラ®ドライシロップ50%」は、水によく溶け、甘味のある小児にも飲みやすい粉末製剤。小児の体重に合わせた用量調節が可能であり、一部の高齢者など錠剤を飲みにくい成人てんかん患者さんも服用が可能。部分発作の併用療法を対象とした薬剤では、日本で初めてのドライシロップ製剤
- 「イーケプラ®」(海外でのブランド名Keppra®)は、従来の抗てんかん薬と異なる作用機序を有する新規抗てんかん薬として米国をはじめ100以上の国・地域で承認されている。日本では2010年から発売し、既存の抗てんかん薬で発作抑制効果が不十分な患者さんに新しい選択肢として提供。現在抗てんかん薬の売上市場の約4分の1を占め、併用療法として広く処方されるようになった
- てんかんは、脳神経系疾患のなかで比較的発症頻度が高く、約100人に1人が発症。小児期と高齢期の発症率が高い病気。てんかん患者さんは、いつ発作が起こるか分からないため、抗てんかん薬の服薬継続が重要。服薬を継続していれば、約7割のてんかん患者さんで発作のない生活を送ることができる
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:岩本太郎、以下「大塚製薬」)とユーシービージャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:ジョエル・ピーターソン、以下「ユーシービージャパン」) は、「イーケプラ®ドライシロップ50%」(一般名:レベチラセタム、以下「イーケプラドライシロップ」)」を8月29日に日本で発売します。
「イーケプラドライシロップ」は、てんかん(部分発作)の併用療法の成人、並びに4歳以上の適応で本年6月28日に承認を取得しました。本剤は、日本のてんかん患者さんのために開発した新しい製剤で、甘味を持たせた水によく溶ける粉末のドライシロップ製剤です。
てんかんは、小児期と高齢期で発症率が高い病気です。「イーケプラドライシロップ」は、水に溶かして飲む粉末の薬であるため、小児の患者さんのみならず、高齢者を含む成人患者さんで錠剤を飲みにくい場合にも使用できます。また、成長過程にある4歳以上の小児てんかん患者さんの体重に合わせた用量調整が可能となりました。患者さんは、いつ発作が起こるか分からないため、抗てんかん薬の服薬を継続することが重要です。
大塚製薬とユーシービージャパンは、日本で発売された「イーケプラドライシロップ」などによるてんかん治療をはじめとする中枢神経疾患治療への貢献を目指します。
参考資料
イーケプラドライシロップ50%の概要
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