大塚製薬株式会社

医療関連事業
2026年3月11日

カンピロバクター抗原キット「クイックナビ™‐カンピロ」の共同販売開始について

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:井上眞、以下「大塚製薬」)は、デンカ株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:石田郁雄、以下「デンカ」)が販売中のカンピロバクター抗原キット「クイックナビTM‐カンピロ」について、2026年4月3日よりデンカと共同販売を開始することをお知らせします。

「クイックナビ‐カンピロ」は、2023年4月に、「糞便中のカンピロバクター抗原の検出(カンピロバクター感染診断の補助)」として国内で初めて保険適用となり、同年12月より製造元であるデンカから全国の医療機関へ販売されています。大塚製薬とデンカは、これまでも体外診断用医薬品「クイックナビ」シリーズを共同販売しており、本製品についても安定的な供給体制が整ったことから、今回の共同販売開始に至りました。

「クイックナビ‐カンピロ」は、カンピロバクター感染症が疑われる下痢症状を呈する患者さんにおいて、迅速な鑑別診断が求められる場面で使用されます。本キットを使用することで、カンピロバクターの有無を15分以内に判定することができ、日本で初めて、医療現場においてその場で検査結果を確認することが可能となりました。検査結果を短時間で得られることにより、診療現場における迅速な判断を支援し、抗菌薬の適正使用につながることが期待されます。また、デンカと共同販売するノロウイルス抗原キット「クイックナビ‐ノロ3」との試料の共用(排泄便のみ)も可能で、感染性胃腸炎の鑑別診断を効率的に行うことができます。

大塚製薬は、これまでも結核の治療薬やヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)をはじめとする検査薬などを展開してきました。今後も感染症対策を社会的責務ととらえ、迅速かつ適切な診療に寄与してまいります。

カンピロバクターについて1,2

カンピロバクター感染症は、カンピロバクターの感染によって引き起こされる疾患で、日本で発生している細菌性食中毒の中で、発生件数が最も多いことが知られています。症状については、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などであり、他の感染型細菌性食中毒と酷似します。感染源としては、生の状態や加熱不足の鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多く報告されています。多くの患者は1週間ほどで治癒しますが、重篤化した場合には、抗菌薬投与も検討されます。

<保険点数(2026年3月現在)>

実施料 D012-43

カンピロバクター抗原定性(糞便) 184点

(カンピロバクター感染を疑う患者を対象として、イムノクロマト法により測定した場合に算定できる。)

判断料 D026-6 免疫学的検査判断料 144点(月1回に限り算定)

<製品概要>

製品名 「クイックナビTM‐カンピロ」
測定項目 糞便中カンピロバクター抗原(定性)
検体 排泄便
反応時間 15分
貯蔵方法 室温(2~30℃)
有効期間 製造日から24箇月間
包装 10回用 1箱
希望価格 10回用 18,400円
製造販売元 デンカ株式会社

大塚製薬について

大塚製薬は、一人ひとりの可能性に向き合うトータルヘルスケアカンパニーです。"Otsuka-people creating new products for better health worldwide"の企業理念のもと、未充足の医療ニーズに新たな価値を提供する医療関連事業と、科学的根拠をもった独創的な製品やサービスにより日々の健康維持・増進をサポートするニュートラシューティカルズ関連事業を通じて、人々のウェルビーイングの実現に向けて取り組んでいます。 詳細はコーポレートサイト www.otsuka.co.jp をご覧ください。