ケンフェロールは天気痛の緩和が期待できる

不安定な気候は、「天気痛」と呼ばれる、頭痛や肩こりなどの身体的不調や、抑うつやイライラなどの精神的不調を引き起こすことがあります。

最近の研究では、天気痛の緩和には、自律神経のバランスの調整や末梢組織の低酸素状態の改善が重要である可能性が示唆されています。

そこで、ケンフェロールの摂取が酸素利用効率と自律神経のバランスを改善し、天気痛の症状を和らげるのではないかという仮説のもと、調査を実施。

中等度の頭痛を伴う天気痛を抱える方々を対象にケンフェロールを4週間摂取してもらい、摂取前後で主観的な症状を調べた結果、天気痛の頻度、持続時間、つらさが有意に減少し、80%以上の参加者が症状の改善を実感しました。

これらの結果から、ケンフェロールを日常的に摂取することで、天気痛による身体的・精神的不調を和らげることが期待できます。

ケンフェロール摂取前後による天気痛の症状と改善度を表すグラフ
ケンフェロール摂取前後による天気痛の症状を表すグラフ
ケンフェロール摂取前後による天気痛の改善度を表すグラフ
  • 中等度の頭痛を伴う天気痛保持者387名(女性344名、男性43名)を対象に、オープンラベル前後比較試験を実施。ケンフェロール(10mg)を1日1回、4週間、朝食後に毎日摂取させ、摂取前4週間と摂取期間4週間の天気痛の症状について、それぞれ摂取初日と摂取最終日にアンケートで記録させた。アンケート項目は天気痛の諸症状(頭痛、肩首コリ、疲労感、だるさ、全体的な調子の悪さ、気分の落ち込み、頭が働かない感、イライラ感、無気力感、不安感、腰痛、関節痛)の頻度、持続時間、程度、改善度(最終日のみ)。
  • 出典:Ikeda Y. et al., International Journal of Biometeorology. 2025. published online.

監修:愛知医科大学 客員教授 佐藤 純 先生

1958年福岡県生まれ。疼痛生理学・環境生理学を学んだのち、名古屋大学教授を経て、2005年より愛知医科大学病院で日本初の「気象病外来・天気痛外来」を開設。東京竹橋クリニックでも気象病・天気痛外来医として診療を手掛ける。天気痛研究・診療の第一人者として様々な著書を持ち、メディア出演も多数。2020年には株式会社ウェザーニュースと共同開発した「天気痛予報」をリリースし、注目を集めている。日本慢性疼痛学会 認定専門医、日本医師会 認定産業医、日本疼痛学会 名誉会員、日本運動器疼痛学会 理事、日本生気象学会 理事など関連学会の要職を兼任。

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